僕は毎日食べ物の事について考えています。
何を考えるって「この食材をどう料理したら美味くなるだろう?」とか考えています。
まあ、そういうくだらない事を真剣にだらだらと考えているわけですね。
温かいそばの作り方
お昼にそばを茹でていました。
温かいそばの上に前日の夕飯に作った春菊天の残り物をのせて出来上がりです。
何気なく作っていたんですが、「そういえばこの作り方はあいつから教えてもらったんだっけ?」ふと思い出したんです。
あいつとは僕の妹の事でとても料理上手なんです。

そばを茹でる
まず、乾麺のそばを茹でますよね。
好みの茹で加減になったら、流しに用意したザルにざばっとあけて流水でザブザブ洗います。
「温かいそばなのに?」と思った方はあんまり料理をした事がない方だと思うので、説明すると温かいそばを作る時も冷たいそばを作る時も茹で上がった麺は水で洗った方が美味しいです。
理屈は良く分かりませんが、水で洗わないと麺がモソモソした食感になり美味しくありません。
僕の妹は茹で上がったそばを狂ったように洗いまくってました。
「ぬめりを取る」とか言ってました。
僕が実家に帰ると家族は7人もいるので、7〜8人前くらいのそばを流しでザブザブ洗うわけです。

そばつゆをそばを盛った丼に注ぐ
この後、別の鍋で作っていた温かいそばつゆをそばを盛った丼に注ぎます。
「はい。これで出来上がり!」だとしたら、ダメなんです。
なぜなら、そばつゆがぬるくなってしまうわけです。
この問題を当時の僕は別の鍋で作っていた温かいそばつゆの中に、少々固めに茹でておいたそばを投入して丁度良い、固さ・温かさになったら出来上がりという方法で解決していました。

一度「丼ぶり注いだそばつゆ」を「そばつゆ鍋」に戻して再加熱する
ところが、彼女は一度「丼ぶり注いだそばつゆ」を「そばつゆ鍋」に戻したんです。
その工程を家族人数分すべて行い、再度醤油とめんつゆで調味し直してました。
水洗いしたそばの水気でそばつゆの味が薄くなっているからです。
そばつゆを再度加熱し、温めてから丼ぶりにそばつゆを注いで出来上がりです。
丼ぶりもある程度、温められているので、全くそばつゆがぬるくならないわけです。
月見そばの作り方
では、以上の方法で月見そばを作ります。
乾麺のそばを茹でて、好みの茹で加減になったら、流しに用意したザルにあけて流水で洗い、水気をテキトーにきって丼に盛ります。
別の鍋であらかじめ作っておいても良いですが、そばを茹でた鍋と同じ鍋でもOKです。
好みの味の温かいそばつゆを作り、丼に注ぎます。
丼に注いだそばつゆを鍋に戻します。
ネギを散らし、中央に卵を落とします。
この時、そばの中心に卵を受ける凹みを作っておくと良いです。
そばつゆは水洗いしたそばの水気で味が薄くなっているので、好みで味を足します。
あつあつのそばつゆを丼に注いで出来上がりです。
まとめ
「なんて、、、合理的なんだ」
感心した僕は以来この方法で温かいそばを作るようになりました。
- そばを茹でて流水でよく洗う
- 丼にそばを盛り別鍋で作ったそばつゆを注ぎ、鍋に一度戻す
- そばつゆを加熱し直す、味がうすい場合は味を足す
- 丼にそばつゆを注ぎ、出来上がり