これ?直せる?
妻が指したのは、僕のかつての掃除してくれる同居人である。
かつての同居人とはRoombaである。いや、ルンバさんである。6年一緒にいる。妻より長い。
彼のモデル(527)は、Roombaが日本で売られ始めた頃のエントリーモデルだと記憶している。
上位機種は掃除が終わるか、充電が切れそうになると、自分で充電器に戻る仕様である。
だが、彼は充電が切れても、充電器に戻らず力尽きるとその場で止まり、掃除が終わっても充電器に戻らず、掃除が終わった所で止まる。
クリーンボタンを押して家を出て、帰ってくると「あれ?ルンバさんがいないな?」と部屋を探し、意外な所で止まっていたりする。
白っぽい家具にはゆっくり「かたっ」と体当たりして方向転換するが、何故か黒っぽい家具にはそのままのスピードで「ガチャ!」と体当たりして方向転換する。
コンセントのコードが大の苦手で、たるんだカーテンも苦手である。
そして、掃除機でありながら、たまーにRoomba自体を掃除してあげないといけない、これは今のRoombaではどうなっているんだろう?
この、ロボットであり、ロボットっぽくない、あほさ加減もなんとも言えず愛おしい。
そして、手間のかかり具合の極「充電エラー3」である。
これに結構泣かされてきた。
「充電エラー3」とは充電ができないエラーである。
- バッテリーの爪を持ち上げられたり
- 新しいバッテリーを買ったり
するなどして、、、使えていたけど、今回もいつもの「充電エラー3」である。
原因がよく分からない。
直ると助かるけど、、、使えないなら、捨てちゃうよ
いよいよ、最後通告である。
かつての同居人が追放の憂き目にある。
6年間使ったからいい加減限界だろうか?いや、掃除機として考えるともう少し頑張って欲しいんだけど、、、
もしかしたら、再起不能になるかもしれないが、、、いや、現時点で不能であるし、デッドオアアライブ、一か八か彼を分解して直してみたら、直ったので報告します。
とにかく一度バラしてキレイにしよう作戦
メンテナンスの基本はクリーニング
あらゆるメンテナンスの基本はクリーニング(掃除)であると思う。
ということでRoombaもきっとそうだろう、結果としてこの作戦は当たった。
直ると思ってないので、数枚しか写真を撮ってない、、、
使ったものは以下の2つ。
- ドライバー
- 無水アルコール(無水エタノール)
基盤に到達するには、Roombaを裏返してこれらのネジと。
上面の水色のカバーがこのようにはずれます、カバーはネジで止まっていません。上面のネジを外すと基盤まで到達できます。
へー。こうなっているんだ。
黄色の矢印で示した所はバッテリーの接地するツメ、写真じゃ分かりにくいんですがちょっと錆びてます。
ツメのサビはヤスリできれいに削りました。
そういえば、ルンバにちょっとだけジュースをこぼした事がある、たしかにほんの一部だがが黄色いベタベタが基盤にあったので無水アルコールをジャブジャブ使い、歯ブラシで丁寧に洗う。
コンプレッサーでもあれば水で洗えるかもしれない、洗った後に錆びないように空気で吹き飛ばせばいい。
無水アルコールを使ったのは専門的な知識を元に使ったのではなくて、名前の通り、水なしのアルコールなんだから錆びないだろう、揮発も早いし、大丈夫大丈夫という前向きな考えの上で、、、
洗い終わったら基盤を丁寧に乾かす。
基盤は扇風機で1日中風を当てた。
この作業をやったのは、去年(2015年)の12月の事、Roombaはあれから「充電エラー3 」を出していないのでうまくいったのだろう。
水色のカバーはまたエラー3を出した時の為に、基盤に到達しやすいように着けていない。
まとめ
- メンテナンスの基本はクリーニング(掃除)である。
- 無水アルコールをジャブジャブ使って洗う。
- 歯ブラシを使って基盤を丁寧に洗う。
2016/3/27追記
Roomba健在です。この記事から「充電エラー3」はありません。
2016/4/26追記
Roomba健在です。
2016/5/20追記
Roomba健在です。もう完全復活ですね。
2016/11/28追記
充電エラー3はありませんが、別のエラーを頻発するようになりました。
残念ですが寿命かもしれません。
無水エタノールについては以下の記事をご覧ください。