ママチャリのペダルを交換してみた|ペダルの外し方と取り付け方まで

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ある日、妻から「ママチャリの左のペダルが変だから見てくれない?」と頼まれました。

見てみると、見た目は特に異常がない、、、?

何が変なのかな?

試しに乗ってみると、ペダルを踏み込むときにグリグリとした違和感を感じました。

 

すぐには壊れないと思ったんですが、このまま乗せるのは危険だと思いました。

事故が起こってからではおそいので、ペダルの交換をすることにしました。

クロスバイクとロードバイクのペダル交換はやったことがあるのですが、ママチャリは初めてでしたが、取り外しから取りつけまで10〜15分くらいでできました。

自転車屋さんにお願いするとペダル代+工賃がかかってしまいますが、自分でやればペダル代だけで済みます。

それに、楽しい。

というわけで、「ママチャリのペダル交換を自分でやってみよう」と考えてる人のためにペダルの交換方法をシェアします。

必要な工具、道具なども紹介します。

ママチャリだけではなく、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車も同じ方法でできます。

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ママチャリのペダル交換を自分でやる方法

ペダル交換に必要な道具

まずは、ママチャリのペダル交換に必要な工具を紹介します。

  • 新しいペダル
  • ペダルレンチ
  • 潤滑剤(クレ556)
  • ハンマー
  • グリス

新しいペダル

ペダルはMTB(マウンテンバイク)に取り付けるようなモデルを選びました。

そんなに高くないですが、アルミ製です。

ママチャリによくついているプラスチック性ペダルの方が安く買えますが、せっかく交換するならカッコいいやつにしようと思い、コレにしました。

アルミ製なのでプラペダルよりは頑丈でしょう。

ちなみに、レンチが付属してきましたが、薄っぺらのヤツなので期待しない方がよいかと。

ペダルレンチ

ペダルレンチはペダル交換専用の工具です。

これは、クロスバイクのペダル交換をするために買ったモノで、スポーツ車にしか使えないと思ったんですが、なんとママチャリでも使えました。

というのは、自転車のペダルのネジは世界共通仕様になってるからだそうです。

これで、ロードバイクのペダルもママチャリのペダルも外せます。

ペダルレンチはペダル交換がしやすいよう、ナットをはさむ先端部(ヘッド)が薄くなっていて、ペダルの取り外し、取り付けがしやすく作られています。

僕が新しく買い直すならグリップが長めのモノを買いたいですね。

今、持ってるペダルレンチが長さ245mmなんですが、もう少し長いと力をかけやすくていいかも。

上記リンクのペダルレンチは全長355mmと長めです。

 

ちなみに、レンチやモンキーレンチでも外せると思いますが場合によるかと。

ヘッドの厚み分、ペダルとクランクのすき間に入らないことがあるんじゃないかと思います、自転車によるかもしれませんが、僕はやったことないんで分かりません。

KURE 5-56

KURE(呉工業) 5-56 (320ml) 多用途・多機能防錆・潤滑剤 [ 品番 ] 1004

KURE 5-56は錆びたネジを外すときの定番ですね。

たいていのママチャリのペダルは錆びてガチガチに固まっているので、潤滑剤は必須です。

ハンマー

ハンマーはペダルレンチと組み合わせて使います。

僕は持ってませんが、ゴムハンマーが良いんじゃないかと思います。

僕は木工用の木づちで代用しました。

ペダルの外し方|後輪側に回すとゆるむ

ペダルを外すときに大事なのが、ネジを回す向きです。

自転車のペダルは右ペダルはフツーのネジの向き(時計回りでしまる)になってますが、左ペダルは逆(反時計回りでしまる)になってます。

つまり、右ペダルは反時計回りに回すとゆるみ、左ペダルは時計回りに回すとゆるみます。

ややこしいですが……、走行中にペダルのネジがゆるまないように、こんな仕組みになっているようです。

 

 

えーと、右はどっち?左はどっち?で覚えると疲れるし、たぶん間違えます。

というわけで、左右どちらのペダルも後輪側に回せばゆるみ、前輪側に回すと締まります。

これで、覚えましょう。

ペダルの交換なんて頻繁にしないので、僕もよく分からなくなりますが僕はこの法則で覚えました。

大事なことなのでもう一度、ペダルは後輪側に回せばゆるみ、前輪側に回すと締まるの法則です。

錆びたペダルを外すコツ

さて、錆びたネジを外すコツは以下のとおり。

  • 潤滑剤(KURE 5-56)をネジ周辺にスプレー
  • 衝撃を与える
  • 放置する

これを繰り返します。

 

ペダルは腕力だけでは外そうとすると疲れます……。

潤滑剤(55-6)をスプレー、ペダルレンチでボルトをはさみ、後輪側に回るようにペダルレンチをハンマーでガンガン叩き、衝撃を与えます。

上の画像の状態でペダルレンチをハンマーで「ガッツン!ガッツン!」後輪側に回るように叩きます。

 

おそらく、1発ではゆるまないので……。

  • 潤滑剤をシュッシュッ
  • レンチandハンマーでガンガン叩く
  • 放置する……。

これを、繰り返します。

右ペダル、左ペダルを交互にやると良いです。

なんの手応えもなく「締めてるんだか、ゆるめてるんだか……?」不安になりますが、ペダルは後輪側に回せばゆるみ、前輪側に回すと締まるの法則です。

どんなに手強いやつでも、5分くらいで外せます。

ペダルの取り付け方|前輪側に回すと締まる

ペダルには左右があるので、注意です。

ペダルの軸の部分に左右をしめす、R・Lの刻印があるので確認してください。

 

ペダルを取り付けるまえにネジ部分にグリスを塗ったほうが無難です。

未来の自分がメンテナンスをするときに楽になります。

これは、55-6のような潤滑剤ではダメです。

潤滑剤はすぐに乾いて無くなってしまう油なので、錆止めになりません。

100均でも似たようなのがあるかもしれませんが、ネバネバ系の機械油を買うと良いと思います。

グリスは1度買うと、そうそう無くならないので買っていいと思います。

僕も10年くらいに買ったヤツを使ってますが、いまだに無くならず使えています。

 

そうそう、ネジの向きに注意。

外したときの逆です。

ペダルを取り付けるときは前輪側に回すと締まっていきます。

 

ここでコツを1つご紹介、これ、文章通りにやってみてください。

手で軽く締めてやり、レンチで挟んだ状態で、後輪側にペダルとクランクをくるくる回転させてやると自然と締まっていきます。

まとめ

というわけで、ママチャリのペダル交換をやってみました。

初めてやったんですが、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車と同じなんですね。

意外でした。

ペダル交換の難関はペダルを外すことだと思いますが、潤滑剤をシュッシュッ→レンチandハンマーでガンガン叩く→放置する……。

の繰り返しでカンタンに外せるので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ペダル交換は自転車屋さんにお願いするとペダル代+工賃がかかってしまいますが、自分でやればペダル代だけで済みます。

が、工具や必要な道具などを持っていないひとは自転車屋さんにお願いするより高くなってしまうでしょうね。

最低、ペダルレンチは必要でしょう。

潤滑剤やグリス、ハンマーを100均で済ませるとしても、¥1000〜¥1500くらいでしょうか?

道具代+ペダル代くらいかかりますね。

DIYや修理を楽しめるひとにはオススメです。

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