以前から気になっていたスプレー塗料の染めQで帽子を染めてみました。
上手くいくコツがあるなぁと思ったので紹介します。
染めQは油性のアクリルスプレーです。
スプレーされる粒子が非常に細かいので、まるで染めたような仕上がります。

染めQで帽子を染める|染めQを使う前にやること
洗濯する
染めQを使う前に帽子を洗濯します。
塗装の工程でいうところ脱脂(だっし)ですね。
塗装面に油分や水分が残っていると上手くいかないのと同じです。
念入りに洗濯してから乾燥させます。
この工程をサボって失敗するパターンが多いようです。
マスキングする
染まって欲しくない部分を養生テープやマスキングテープで隠します。
染めQを使ってみて分かった事とコツ
ニオイがかなりキツイ
染めQは油性のアクリルスプレーなので、スプレーするとシンナー臭がします。
最初は室内で作業してたんですが、想像以上に強烈なニオイだったので、室内作業を断念し、庭で作業する事にしました。
アパートやマンションに住んでる人の場合はベランダで作業する事になると思うんですが、近所迷惑になるかもしれません。
作業するときはご近所さんに配慮して時間帯に気をつけましょう、それくらい強烈なニオイです。
帽子に詰め物をする(シワを伸ばす)

ビニール袋を団子状にしたモノを詰めてシワを伸ばす
スプレーして数回で気がついたんですが、細かいシワや表面の起伏でややムラになりました。
そこで、シワが伸びるように帽子に詰め物をする事で解決しました。
詰め物はボロ布をたくさん入れたビニール袋を団子状にしたモノです。
何度かスプレーを繰り返し、ムラは最終的になくなりました。
布やTシャツにスプレーする場合はアイロンをかけてから作業すると効果的だと考えられます。
色んな方向、角度からスプレーする
塗料がけっこう飛び散るかな?と思って、最初は恐る恐るダンボールの中に入れてスプレーしていたんですが、これではムラになりやすい事が分かりました。
理由は単純でスプレーされる方向が帽子の真上方向だけだからです。
帽子のような立体的な形のモノをムラなく染めるには、色んな方向、角度からスプレーしないといけません。
遠くからスプレーすると色がのりにくい
染めQは遠くからスプレーすると色がのりにくいです。
染めQに書かれている説明にも10〜15cm程度の距離からスプレーするよう書いてあります。
けっこう近くて大丈夫ってことです。
染めQで帽子を染める時の理想的なスタイル
この日は最終的には左手だけビニール手袋をし左手に帽子、右手に染めQで作業するというスタイルで作業しましたが、後日作業した時にいい方法を思いつきました。
後日、染めQで2回目の作業を行ったときに写真です。
棒にビニール袋をくくりつけたモノを物干し竿につけてスプレーしました。
使う時はこんな感じ。
似たような帽子ですが、違うモノです。
この方法であれば、色んな方向から何度もスプレーする事ができます。
初めて帽子を染めQで染めてみた感想
仕上がりは若干ゴワゴワした感じになりましたが、帽子の素材感はそのままで見た感じにはゴワゴワ感を感じません。
例えるなら、買ったばかりのデニムみたいな感じでしょうか?
染めQのトラブルシューティングによるとゴワゴワする原因は1度にたくさんスプレーしたからと書いてありました。
少しずつ、何度もスプレーし、乾燥を繰り返せばゴワつきが出なかったのかもしれません。
でも大事なのは見た目です、仕上がりは特に気になりません。
まとめ
染めQを使ってうまく染めるには少しずつ、色んな方向から何度もスプレー、乾燥を繰り返すのがコツです。
家事をやりながらだとか、休日に何かの片手間に気長にやるのが正解だと思います。

ビフォー

アフター
というわけで、ビフォーアフターです。
写真ではやや青っぽいですが、実物はかなり濃い濃紺です。
※ 使った色はネイビーブルーです。
この記事の内容を動画にしてみました。