以前、ガーゼを買って布マスクを自作しました。
妻に作ってもらったんですが、作業を見ていて思ったのは、ミシンがある程度使える人じゃないと作れないな、と感じました。
ちなみに、僕もミシンは使えません。
手縫いでもできるかもしれませんが、大変です。
なんとか、ミシンを使わない方法はないかな?と考えていたんですが、白いボンドでお馴染みのコニシから裁縫に使える、布用の接着剤がある事を知りました。
というわけで、裁ほう上手を使って布マスクを作ってみたので、作ってみた感想、やってみて分かってコツなどシェアします。
型紙は以前、布マスクを作った時の型紙を流用します。
型紙通りに作れば誰でも布マスクが作れます。
以下のリンクからダウンロードできます。↓↓↓無料です。
針も糸も使わずに布マスクを作る方法
布マスクの材料
布マスク作りに使用した材料を紹介します。
- 古着のTシャツ、手ぬぐい
- マスクゴム(伸びる靴ひも)
- 布用接着剤(裁ほう上手)
使う布はお好みで。
ゴムはマスクゴムがあればベストですが、別のモノで代用してもOKです。
僕は今回は伸びる靴ひもで代用しました。
布用接着剤(裁ほう上手)
裁ほう上手はチューブタイプを使いました、ちなみにスティックタイプとチューブタイプでは成分が違うので注意。
チューブタイプの方が丈夫なのでオススメです。
両者の比較については別の記事を書きました。
型紙を切る
型紙を印刷します、用紙サイズはA4です。
布裁ち落とし線に合わせて布をハサミで切りとります。
- レディース&ジュニアサイズ(150x90mm)
- レギュラーサイズ(180x95mm)
印刷した型紙が完成サイズと大きさがズレる場合はプリンタの印刷設定で調整して下さい。
(印刷設定については後で解説します。)
完成サイズ(150×90)の寸法は上図のようになります(白い部分が完成寸法)。
縦はグレーのプリーツ分折り込んで縫うので、白い部分が完成した時の寸法になります。
型紙はダブルガーゼを使うことを想定した型紙なんですが、2枚重ねしたガーゼを袋状に縫ってひっくり返すという工程があるんですが、今回はその工程を省きました。
なので、今回作ったマスクは布は一重です。
今回、手ぬぐいとTシャツで作ってみましたが、手ぬぐいは一重だと薄すぎるかもしれません。
Tシャツは一重で丁度良いです。
型紙のグレーの部分が隠れるように折り込むと、このような感じです。
印刷がうまくいかない場合|印刷設定
Windowsの場合の印刷設定は上図の通り。(Adobe Acrobat Readerを使用)
macユーザー方の場合はこのように設定します。(標準ソフトのプレビューを使用)
我が家では上の設定で実際の寸法に印刷できています。
使用するソフトや環境によって、ちょっと変わるかもしれませんが参考まで。
布にアイロンをかける
布にアイロンをかけます。
作ってみて分かったんですが、Tシャツのように、縦、横に伸び縮みする布はアイロンをかけてもクセが残るので、作りにくいような気がします。
手ぬぐいはアイロンをかけるとシャキッとするので作りやすいです。
他にはハンカチも良いと思います。
布を型紙に合わせて切る
布を型紙に合わせて切ります。
てぬぐいはアイロンを当てるとシャキッとするんですが、Tシャツは縦横に伸び縮みするのでシワは伸びるんですが、クセが残ります。
型通りに切ってもうまくいかないので、型よりすこし大きめに切りました。
型紙のミシン縫い線を折る
型紙のミシン縫い線をアイロンを当てて折り、載ほう上手で貼りつけます。
端から大体5mmです。
上写真はてぬぐい、クセがないのでやりやすい。
こちらはTシャツです。端が1方向に丸まろうとします。
というわけで、クセに逆らわずにクセ方向に折ってアイロンを当てました。
布なんてみんな同じだと思ったんですが、縦横に伸び縮み素材は切るとクセがあるんですね。
載ほう上手を塗り、当て布をし、アイロンを当てて接着します。
ちょっと、文章では説明しづらいので動画をご覧ください。
型紙のプリーツ折り線に合わせて折る
布に型紙をあてて、型紙のプリーツ折り線に合わせて折り、アイロンを当てます。
型紙のグレーの部分が隠れるように折り、型紙ごとアイロンを当てます。
ここでマスクの表裏が決まるので、折る向きに注意。
上の写真では、上側が裏面になります。
プリーツ加工が終わったモノです。
やはり、Tシャツは布が伸び縮みするので端が揃いません、、、
そこで、プリーツ加工が終わった後に端を切って揃えました。
マスクゴム通し部分を折る
マスクゴムを通す穴分だけ端から折り、アイロンを当てます。
布を一度広げてから、載ほう上手を塗ります。
ちょっと、文章では説明しづらいので動画をご覧ください。
マスクゴムを通す
最後にマスクゴムを通します。
結び目を隠して完成です。
ゴムの長さの調整が難しいですが、鏡を見ながら調整してください。
まとめ
というわけで、裁ほう上手を使って布マスクを作ってました。
あまり、期待してなかったんですが想像以上に良い感じにできました。
接着部も剥がれる様子がなく、何度も洗濯していますがちゃんと使えています。
裁ほう上手はチューブタイプを使ったんですが、正解でした。
スティックタイプとチューブタイプでは成分が違うので注意。
両者の比較についての記事もぜひご覧ください。