我が家は築60年の元空き家です。
古い家なので、大小さまざまな痛みや、このままで使うには使いにくい場所が家中の至るところにあるわけです。
それをコツコツとDIYで住みやすく改造してます。
右側のカーテンがかかってる部分は元々は押し入れだった場所です。
カーテンの向こう側はワードローブになっています。
押し入れワードローブの作り方・仕組み

直径30mm x 長さ1770 mm
中は恥ずかしくてお見せできないので、図解するとこんな感じになっています。
上から直径30mmの丸い棒を紐で3カ所吊っているだけの簡単な構造です。

八幡ねじ ブロンズよーと
このDIYのキモになる金具がこれですね。
よーとです。
ヒートンとも呼びますね。
この金具に丈夫な紐やロープを引っ掛けて丸材を吊っています。
床の間をDIYでワードローブ化
冬になって着る物が増えたので、押し入れワードローブに入りきらない衣類が出てきました。
ツマの提案で、今日は押し入れの隣の広いスペースをワードローブ化する事にしました。
このスペースはおそらく掛け軸がかかっていた部分だと思います。
この部分の事を床の間と呼ぶそうです。
広い空間なので活かす方法はないかとずーっと考えていたんですよね。
ツマと話し合ったんですが、なかなか最終的な完成イメージがまとまりません。
イメージがまとまりませんが、とりあえず押し入れワードローブと同じようにハンガーがかけられる部分は絶対に必要だろうという事になりました。
丸材をのこぎりで切る方法
ホームセンターで直径30mmの丸い棒を買ってきました。
これ以上細いと衣類をかけた時に丸材がしなって折れてしまうかもしれません。
逆にこれ以上太いと、ハンガーがスムーズに引っかからないと思います。
まずは、丸い棒を床の間に合わせて切ります。

上の記事でのこぎりの基本的な使い方を紹介しています。
のこぎりで木を上手に切るコツは、のこぎりの使い方も大事ですが、材料を上手に固定する事がとても重要です。
固定の方法は色々ありますが、クランプを使うのが手っ取り早いですね。
ところが、僕が持っているGクランプでは丸い材料をはさむ事ができません。
そこで、このように角材の木っ端をのこぎりを引く方向にはさんでおきます。
あとは手をそえるだけで固定はバッチリです。
丸材に平行な3ヶ所の穴をあける
今回は丸い棒に穴をあけてロープを通し、通したロープを片結びして丸い棒を吊るという仕組みで作る事にしました。
材料にロープを通す穴を3ヶ所をあけます。
ここで重要な事が3ヶ所の穴の位置が平行である事が大切です。
穴の位置が平行でないと上から垂らしたロープが真っ直ぐきれいに降りないと思います、、、実験してないのでそうなるかは分かりませんが、多分そうなる。
やってみて分かった事なんですが、材料がコロコロ転がってしまうので丸い棒に平行な3ヶ所の穴をあける事はけっこう難しい事が分かりました。
どうにかして材料を固定しないと平行な3ヶ所の穴をあける事ができません。
そこで、、、
まず、丸い棒の真ん中に穴をあけます。
真ん中にあけた穴を木ねじを突っ込んで固定します。
真ん中が固定できれば、平行な穴があけられます。
実際にこの方法でうまくいきました。
僕は作業台にネジを打って固定しました。
材料のやすりがけ
今回は塗装はしませんが、表面のヤスリがけは丁寧にしました。
使っているのは3Mのスポンジヤスリです。
スポンジヤスリはこういう曲面を削るのに本領を発揮しますね。

床の間の天井を補強する

床の間の天井を補強
さて、あとはヒートンを天井にねじ込んでロープで吊れば完成なんですが、、、
思ったより天井というのは頑丈にできてないんですね。
初めて知りました。
このまま、無理やりくっつけて衣類をかけたら天井が抜けて落っこちてくるでしょう。
というわけで、角材で補強しました。
ヒートンとロープの取り付け
ヒートンを補強した天井に取り付けます。
真ん中から吊ります。
あれ?穴の位置が真ん中じゃないんでしょうか?
木材の密度に偏りがあるのかもしれません。
3本取り付けました。
後ろで作業をみていたツマが試しに服をかけた図です。
最後に余ったロープをカットして、ほつれを防ぐためにロープの切り口にボンドをぬって完成です。
ボンドはフツーの木工ボンドです。
ロープの結び目にもたっぷりぬったので、扇風機をあてて乾燥させました。
まとめ

before

after
というわけで、我が家の押し入れと床の間をワードローブにした記録を紹介しました。
まだ、完成ではありません。
床の間の下の空間を持て余していますね、、、
後日、作業をした記事はこちらです↓↓↓
