最近、寒くなってきたのでストーブを出しました。
これは、僕が独身時代の時から使っている石油ストーブです。
火力は石油ファンヒーターに劣りますが、コイツの良いところは使う時に電気を使わなくてもいい所だと思います。
電気コードが無いので、好きな所で使えます。
場所を選ばず使えるので、、、このストーブをよく移動するようになるわけです。
というわけで、このストーブを乗せて簡単に運べる台車が欲しくなりました。
木製平台車の作り方
12mm厚くらいの板があればいいですが、残念ながら家に在庫がありませんでした。
あったのは4mm厚のラワンベニヤです。
4mmの板では台車を作るには薄すぎますが、ツーバイフォー材でパネルに組めば、かなり丈夫になるはずです。
そこそこ厚めの板(12mm〜)をパネル組みすればかなりの重量に耐える台車が作れるはずです。
※ パネルに組むとは?
パネルに組むというのは、まず角材でこのように四角い枠を作ります。
出来上がった枠に合わせてその上から板をはります。
このように作る事を、ここではパネルに組むと言ってます。
パネルに組む事のメリットは一枚の板で作るよりも丈夫にできるだけではなく、出来上がった時の重さを軽くする事ができる事です。
失敗しない木製パネルの作り方
パネルを作るとなったらまずは四角い枠を作りたくなりますが、、、
僕なりのやり方を説明します。
パネルに組む時の失敗あるあるは「四角の枠と上から張る板の大きさが微妙に合わない」事があるのですが、このやり方なら絶対に失敗しません。
とりあえず、板を切ります。
4mmなんで、カッターで簡単に切れます。
次に切った板の①の辺の長さを計り、それに合わせて角材を切ります。
切れたら木ネジで固定しましょう。
ボンドも塗れば相当丈夫になりますが、今回は塗ってません。
裏から見た図です、こうなりますよね?
そしたら次に、ここ(赤い矢印部分)の長さを計りましょう。
ここが一番難しいかもしれません、ピッタリの長さで切ってしまうと入りません。
木工やすりで気長に削れば入ります。
もう少しで入りそう、、、くらいでやめるのが丈夫に作るコツです。
最後は木槌で叩いて入るくらいであれば大成功です。
ガバガバになっても大丈夫、木ネジで固定すればOKです。
あとは、枠と板をしっかり木ネジで固定すれば出来上がりです。
枠を構成している4本の角材同士もネジを打っておきましょう。
今回はネジが外から見えるのが嫌だったんで、裏から斜めにネジを打ってます。
このやり方なら、板に合わせて組んでいくので、枠の大きさと板の大きさが合わないという失敗がありません。
※ パネル(片面フラッシュ)の作り方については、分かりにくい表現があったと思うので、この記事を元に後日、加筆修正した記事を書き直しました。
重複する内容もありますが、補足としてご覧下さい。(2017/5/17)
細部の成形
あとは車輪をつけたら平台車としては出来上がりですが、これはリビングで使う物なんで、少し細部にこだわりました。
角をのこぎりで切って、、、
角を丸めます。
グラインダーがあると作業が楽です。
使ったディスクはパワフルディスクです。
木工やすりも使います。
実用的な台車ではなく、インテリア(?)も兼ねた台車なので角を全て丸めました。
成形はこんなものでしょう。
やすりがけと塗装
インテリア(?)も兼ねた台車なので塗装もちゃんとやりました。
塗装はワトコオイルのホワイトでオイルフィニッシュしました。
120番でバリバリ表面を削って、180番でウェット研磨しました。
本当はウェット研磨は240〜400番でやるものだと思いますが、スベスベになりました。
車輪の取り付け
車輪はホームセンターで売ってる一番小さい車輪を使いました。
車輪1個あたりの耐荷重は8kgなんで、32kgまでOK?と思ったら、「4個使用のとき1個荷重 x 4の80%が目安です」と書いてましたので、耐荷重25.6kgですね、ストーブを運ぶだけなら十分でしょう。
まとめ
できました。
まさか、ストーブの為に平台車を作る日が来るとは思いませんでした。
それも、結構丁寧に。
まあ、、、インテリアとしての台車は多分売ってないと思うんで、これをDIYで丁寧に作る意味はあるかもしれません。
けっこう便利ですよ。