コロナウイルスの流行でマスクがドラックストアから消えてしまいました。(2020年2月)
これから、花粉症の季節だというのに辛い、、、でも、ちょっと待ってマスクって作れないのかな?と思いました。
というわけで、妻に布マスクを作ってもらいました。
材料はガーゼ布とマスクゴムのみです。
一度作ってしまえば、洗って使いまわせるのでエコです。
ちょっと、ミシンが使える人ならカンタンに作れます。
型紙は以下のリンクからダウンロードできます。↓↓↓無料です。
型紙通りにガーゼを切って、縫うだけなので作業時間は20〜30分ほどで作れます。
動画も公開しています。
裁縫に慣れている人は動画だけ見れば、ほとんど理解できるかと、そうでない方もこの記事と合わせて見ると、より理解が深まると思うので両方見てもらった方が分かるかなと思います。
マスクの型紙は市販されている、サージカルマスクを実際にハサミでバラして採寸し、設計しました。
大きさはサージカルマスクを参考に、ほぼ同サイズにしましたが、プリーツの数は2つに減らして作りやすいように変更しています。
プリーツの位置はお好みで変更してもOK。
人によって装着したときの、鼻の位置、アゴの位置の丁度良い箇所があるかもしれません。
妻によるとプリーツの数はあまり多くしても、難しくなるだけであまり良いことはないかもとのことです。
完成した布マスクの装着イメージです。(シュールな画ですが、この方が伝わると思ったので)
ガーゼ布が柔らかいので装着した時のスキマもわずかです。
それでは、解説していきます。
ガーゼを使ったカンタンな布マスクの作り方
布マスクの材料
今回作った布マスクに使用した材料を紹介します。
- ダブルガーゼ
- マスクゴム
やはり、最近はネットショッピングでは品薄傾向のように感じます、サラッとしか見てませんが。(2020年2月現在)
布はダブルガーゼ以外にも手ぬぐいやハンカチのような素材でも代用できるかと。使っていないモノをリメイクすれば材料はマスクゴムのみです。
素材は100均などで探せば、近いモノはきっと揃うはずです。
我が家はオカダヤの実店舗で材料を揃えました。
実際のお店では品薄は感じませんでしたので、品薄になっているのはネットだけなのかも。(2020年1月時点)
型紙を切る
型紙を印刷して、布裁ち落とし線に合わせてハサミで切りとります。
用紙サイズはA4です。
- レディース&ジュニアサイズ(150x90mm)
- レギュラーサイズ(180x95mm)
印刷した型紙が完成サイズと大きさがズレる場合はプリンタの印刷設定で調整して下さい。
(印刷設定については後で解説します。)

完成サイズ寸法
完成サイズ(150×90)の寸法は上図のようになります(白い部分が完成寸法)。
縦はグレーのプリーツ分折り込んで縫うので白い部分が完成した時の寸法になります。
グレーの部分が隠れるように折り込むと、このような感じです。
印刷がうまくいかない場合|印刷設定

Windows Adobe Acrobat Reader
Windowsの場合の印刷設定は上図の通り。(Adobe Acrobat Readerを使用)

mac プレビュー
macユーザー方の場合はこのように設定します。(標準ソフトのプレビューを使用)
我が家では上の設定で実際の寸法に印刷できています。
使用するソフトや環境によって、ちょっと変わるかもしれませんが参考まで。
水通しをする|ダブルガーゼを洗う
作業に入る前に、ダブルガーゼを「水通し」します。
水通しをする理由は洗濯すると縮むからです。
正式なやり方ではないと思いますが、洗濯ネットに入れてフツーに洗濯しました。
アイロンをかける
乾かしたガーゼが縮んでシワがよっているので、ダブルガーゼにアイロンをかけます。
ダブルガーゼを型紙に合わせて切る
ダブルガーゼを型紙に合わせて断ち切りバサミでカットします。
ダブルガーゼを2枚重ねた構造にしたいので、折りたたんで2枚重ねにして切るとラクです。
型紙とガーゼはまち針で固定しています。
型紙のミシン縫い線を縫う
型紙のミシン縫い線をミシンで縫います。
四辺を完全に縫うとひっくり返せなくなるので、手縫い線はミシンで縫わずに残します。

このように、縫い残します。
縫った線を折り込んでアイロンがけ→ひっくり返す
ひっくり返す前にミシンで縫った線を折り込んでアイロンがけをします。
ミシンで縫い残した穴から、このようにひっくり返します。
アイロンがけはお好みですが、やった方が仕上がりがキレイだと思います。
角は千枚通し(目打ち)で整えます。
ひっくり返したモノをアイロンがけ。
ミシンで縫い残した穴を手で縫う
ミシンで縫い残した穴を手で縫います。
型紙のプリーツ折り線に合わせて折る
出来上がったモノを型紙のプリーツ折り線に合わせて折ります。
グレーの部分が見えなくなるように折れていればOKです。
上図のように折れたら型紙ごとアイロンがけします。
上手くいってます。
さらに、アイロンをあててクセをつけます。
プリーツが折れたらマスクゴムを通す穴をプリーツごと折り、アイロンを当てます、ここは型紙を見比べながらアバウトです。
1.5cmくらい折れていればOKです。
プリーツができてマスクの表裏ができているので、生地を折る向きには注意。
アイロンをじっくり当てるのがコツ。
アイロンがけが終わったモノ。
だんだんマスクっぽくなってきました。
ゴム通し部分をミシンで縫う
ゴム通し部分をミシンで縫います。
妻の作業を見ていて、この工程は文章では伝えづらいですね、、、
というわけで、動画で実際の作業をご覧ください。あと、完成品を見てもらった方が分かりやすいかもしれません。
マスクゴムを通す

マスクゴム
最後にマスクゴムを通して完成です。

ヒモ通し
ヒモが通ったら、2回片結びします。結び目はたぐってゴム紐穴に隠します。
まとめ
というわけで、妻に布マスクを作ってもらいました。
実は布マスク作りはこれが初挑戦でした。
ミシンさえ使えれば誰でも作れるように型紙を作ったのでぜひ挑戦してみてください。
型紙通りにガーゼを切って、縫うだけなので作業時間は20〜30分ほどです。
市販されているサージカルマスクと比べると立体感には欠けますが、ダブルガーゼが柔らかいのでスキ間はほとんど気になりません。
白マスクと比べると病気感がないのも良いかと。
結果的にロハスなデザインになったような気がします。
※後日追記
この記事で紹介した内容はミシンがある程度使える人じゃないと作れないかもしれません。
そこで、布用の接着剤を使って布マスク作ってみました
ミシン、針や糸を一切使わない方法なので、誰にでもできる作り方です。
オススメ↓↓↓
