
僕はドライバーやペンチ等の工具を強力な磁石の力でくっつけて収納しています。

工具の整理整頓・壁面収納には磁石の包丁スタンドがオススメです
この方法は知人から教えてもらった工具の収納方法です。
ドライバーやペンチ等の工具を磁石にくっつけて収納する方法です。
本来は包丁の収納をするキッチン収納用品ですが、工具の整理・壁面収納に使えます。
ナイフラックとか、包丁スタンド、...
磁石はIKEAに売っているマグネットナイフラックという製品を4本使っています
その名前の通り、本来は包丁などのキッチンツールを収納する、キッチン収納用品ですが、かなり強力な磁力なので、のこぎりもペンチもドライバーもビシビシくっつきます。
とても良い製品なので、IKEAに行くたびに買い足していますが、ふと「コレって自分で作れないのかな?」と考えました。
○ マグネットナイフラックの仕組み

マグネットナイフラックのカバー部分
マグネットナイフラックの仕組みはとても単純です。
このように、等間隔に強力な磁石を接着剤で固定して貼り付けてあるだけなんです。
磁石はおそらくネオジム磁石を使っていると思います。

強力磁石|ネオジム磁石のDIYでの活用方法を考えてみました
ネオジム磁石をご存知でしょうか?
日本人の方が開発した世界最強の磁力を持った磁石です。
僕は工具なんかを磁石でくっつけて収納しています。上の記事で紹介したマグネットナイフラックもネオジム磁石を使った製品だと思います。
今回はネオジ...
マグネットナイフラックは壁に直接ネジ止めする台座部分と、磁石を接着しているカバー部分の2つに分かれているだけです。
とりあえず、カバー部分が作れれば自作は可能だと考えました。
○ 磁石で作るキッチン収納の作り方
・ 材料
材料は百均で手に入る物で作ってみる事にしました。
セリアで購入した物を使用しています。
ネオジム磁石

磁石の磁力で指がはさめてしまうくらい強力
今回の工作のキモですね。
小さくても超強力な磁石です。
マグネットナイフラックに使われているような棒状の形があればよかったんですが、近所の100均には丸い形したものしかありませんでした。
瞬間接着剤
接着にはアロンアルファのような瞬間接着材を使う事にしました。
100均でもちゃんとアロンアルファのような瞬間接着剤が売っています。

100均の瞬間接着剤

アロンアルファ
100均の瞬間接着剤もアロンアルファも成分は同じようです。
シアノアクリレートという成分がポイントのようです。
卓上スパイストレー

磁石を貼り付けるカバー部分に使います。
醤油やラー油の小瓶を置いておくトレーだと思います。
磁石がくっつく素材であれば何でも良いんだと思いますが、近所のセリアで探したらこれがちょうど良さそうでした。
・ 試作品

難しい事は何も無し、スパイストレーの裏面に瞬間接着剤でくっつけるだけです。
とりあえず、このように配置しました。
作ってみて分かった事
専門的な知識が無いんで、分からないんですが、僕は作る前はネオジム磁石をくっつけまくる事によって「一本の鉄のバーが1つの強力な磁石のようになる」と思っていたんですが、違うんですね。

赤い点で示した部分以外は強力な磁力が無い
磁石が貼られている裏側にしか強力な磁力は無いようです。

磁石が貼られていない部分に強力な磁力は無い
これは製品のマグネットナイフラックにおいても同じようです。
磁石が貼られていない部分に強力な磁力はありません。

一つのネオジム磁石に釘が連なってくっついている様子
上の写真の現象を見る限り、磁石が貼られていない部分にも磁力はあるはずですが、ビシビシくっつくような強力な磁力は無いようです。

まだ、これを壁に取り付ける方法を思いついて無いので仮ですがこのように包丁をビシッとくっつける事ができます。
試作品としてはまずまず成功です。
今回作ってみた、ナイフラックでは磁石の配置の関係のためか、包丁のようなくっつける面積が広く平らな物であればビシビシくっつくので、充分使えそうです。
ところが、くっつける面積小さいものでは、部分的にくっつきづらい箇所ができてしまう事が分かりました。
僕の場合は細かな工具とか収納するのに使えないかなと思って作ってみたので、このままこれを工具の収納に使うには改良が必要だと感じました。

確かに製品の磁石の配置を見ると、なるほどこの磁石が棒状で、この配置であれば
弱くくっつく部分の面積が狭く、ビシビシくっつく部分が広くとる事ができます。
○ まとめ
まあ、反省点は色々ありますが、とりあえずマグネットナイフラックは充分DIYで自作する事は可能だという事が分かりました。
今回の試作品を元に改良した物をそのうち作ってみたいと思います。