我が家は築60年元空き家です。
以前住んでいた住人が残していったモノがいくつかありますが、、、
その中の一つのテレビ台です。
残念ながらTVとテレビ台との大きさが全然あっていません
そこで去年の秋に、妻と話し合いテレビ台をDIYで作る計画をたててましたが、ずーっと先に進めないでいました。
テレビ台はリビングにある家具の中でも割と大きい家具で存在感もある家具で、リビングの雰囲気を決める重要なインテリアの一つと言えます。
この「テレビ台制作計画」は我が家の一大プロジェクトなわけです。
制作するとなったらそれなりにコストもかかるし、出来上がったらずーっと使うモノになります。
かなり入念に計画してきました。
テレビ台のデザイン修正案
デザインも練り直し変更しました。
背板をつけない構造にしたいのですが、この大きさで作った場合、、、天板にTVを乗せると天板がTVの重さに耐えられず、おそらく経年で板が反ってしまうでしょう。
机上の空論とはこの事です。
そこでこのような構造に変更しました。
ゆるい図ですが大体こんな感じにします。
脚もつけてより家具らしく、、、
脚の高さはルンバがギリギリ通れる高さにします。
この脚の形の名前が分からなかったんですが、角テーパー脚というそうです。
この脚を作るために丸ノコテーブル(テーブルソー)を作ったんですが、刃の高さが低すぎて使い物になりませんでした。
というわけで、のこぎりで切って作るしかありません。
やれば多分できるだろうと軽く思っていましたが、大変でした。
角材を作る
まずはDIYではお馴染みのツーバイ材(2×4)をボンドで貼り合わせます。
地獄の始まりです。
今、思えばなんで素直に角材を買わなかったんでしょう?
次に似たようなのモノを作るなら角材を買います。
ちなみにボンドは一週間くらいかけて乾燥させています。
まず、75mm角の角材を作りたいんですが、僕が持っている丸ノコでは刃が低すぎて切れないんです。
表裏切ってもこのように、、、そこで、補助的にのこぎりが必要です。
引きみぞはできているんで、ミゾに沿ってのこぎりで切れば時間はかかるかもしれませんが切れるはずです、、、
https://slowhome-diy.com/diy/nokogiri_kotsu
時間はかかりましたがやればできるモノです。
直角はあやしいですが、これくらいなら自分的には全然OKです。
ですがこれで終わりではありません。
この後、テーパー部の特徴である先細り感も作らないといけません。
斜め切りでテーパー脚をつくる
せっかくハンドメイドで角材を作っているんです。
多少の狂いはアジということで、テーパーの特徴である先細り感は、ある程度はのこぎりで切ってから、ディスクグラインダーでならし、そのあとサンダーで整える作戦でいきます。
もちろん、きちんと製材されている木材のように面はパリッとでません。
それが、逆にいい感じに見えるようする方針でいくことにしました。
ちょっとボコボコしててもアジにみえるように。
クランプでガシッと固定して、ナナメ切りします。
もう、、、全然切れませんでした。
もしかしたら刃が悪いのかもしれないと思って替え刃を買ってきました。
これが当たりました。
これくらいなら、御の字でしょう。
ディスクグラインダーとサンダーで削りだし
あとはケガいた線を目安にディスクグラインダーで削り出します。
ディスクはこれを使いました。
この後サンダーでヤスリました。
紙やすりの番手は120番。
大体成形できたら最後は400番で整えます。
角テーパー脚ができたら、ほとんどできたも同然です。
組み立て
幕板をつけて組み立てます。
取り付けはこのようにしました。
組み立てたら見えないところはワイルドに済ませます。
脚の長さに狂いがあるので、、、当然ガタつきます。
木を削って4本脚のガタつきを調整するのは至難の技です。
特に我が家の場合は床が平らだとは限りません。
そこで脚の裏にこれを取り付けます。
このパーツがキモ、家具の高さ調整に使うアジャスターです。
これさえあれば、多少のガタつきなんて怖くありません。
ネジ穴が細すぎて、手持ちの木ネジでは固定できなかったので釘を打ちました。
角テーパー脚台のできあがりです。
やればできるモノですね、、、
・ テレビ台制作記