ポケットホールジグはネジの頭を隠すベストな方法だ

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DIYで木材同士をつなぐのは、色々な方法がありますが、木ねじを使うことが多いです。

カンタンにできますが、デメリットはネジの頭が見えてしまうことです。

作るものによってはネジの頭が見えても気にならない、あるいは見えたほうが良い場合もあると思います。

けど、それはそれ、です。

売ってる家具、プロが作った家具はネジの頭なんてどこにも見当たりませんよね?

僕が「ネジの頭を隠したい!」 と思った理由はそんな感じでした。

売ってる家具みたいに作りたい、プロっぽくしたい、です。

「もっとカッコよく作りたいなぁ」

「ネジの頭がダサいな」

とか、思うようになるわけですね。

そこで、「埋め木」という方法があります。

ネジ止めしたあとにダボ(丸棒)でネジを隠してしまう方法です。

ネジや釘を使わずに木材を接合する方法もあります。

ホゾ組みとか〇〇接ぎとか呼ばれる方法です。

 

けど、実際にやってみると……。

そういうテクニックはプロがやる方法なので面倒くさいのが難点です。

ただし、仕上がりはキレイです。

そういうジレンマを解決する方法をついに見つけました。

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ポケットホールジグで穴をあけ、裏からネジで止める!

僕の長年の答えは、ポケットホールジグを使って穴をあけ、裏からネジで止める! です。

 

おそらく、DIYでネジの頭を隠す方法はこれがベストだと思います。

ポケットホールジグとはどういう工具?

写真の青い道具がポケットホールジグ320です。

ポケットホールジグは材料に斜めにネジ穴をあける工具です。

斜めにネジ穴をあけることができる

穴はこんな感じです、こんなに美しく斜めの穴をあけことができるのは専用の工具だからこそです。

上の写真は18mm板の断面に穴あけをしました。

写真では分かりませんが、穴の中心にネジ穴があいています。

 

穴をあけてネジを締めるだけ

裏からポケットホールジグで穴を数カ所あけて。

 

ネジを締めるだけ。

 

完成はこんな感じです。

このように、完成したときにネジ頭が見えない仕上がりにすることがカンタンにできます。

ジグ自体の固定がとても重要

「何かコツはあるのか?」というと、正直な話、穴さえちゃんとあけば、あとはネジを締めるだけなので……。

しいて言うなら、ポケットホールジグ自体の固定がとても重要です。

 

固定はバークランプやスプリングクランプ等で固定しましょう。

上の写真は18mm板の木口面に穴をあけている様子です。

クランプで固定さえできればどこでも穴があけられます。

僕が購入したのはポケットホールジグ320というモデルですが、上位グレードのモデルはジグ自体に材料を固定する機能があります。

穴の位置を決める目盛りは3段階

ポケットホールジグは穴の位置を決める目盛りが、13、19,38mmの3段階しか選べません。

例えば12mmの板なら13mmにセッティングしてジグを使います。

3つの穴の中から丁度いいところを選びなさい、というわけです。

僕が購入したのはポケットホールジグ320というモデルですが、上位モデルもそのような仕様になっているようです。

穴が見えたとしてもそこまで目立たない

ドリルで穴をあけることになってしまいますが、穴が見えないところであれば見た目に影響しません。

 

というわけで、このような什器も作りました。

斜めの穴、分かります?

 

引いて見れば、ドリル穴があるのが全然分かりません。

ドリル穴が斜めにあいていることと、ドリル穴と木目方向が平行になっていることで馴染んでいるのだと思います。

ポケットホールジグの専用ネジとその代用

ポケットホールジグを使ってあけた材料の接合は、専用ネジのポケットホールスクリューを使うことが推奨されています。

さすが、専用ネジということもあって、ポケットホールに最適化されたネジになっています。

 

使ってみると分かるんですが、使いやすいです!

この記事では詳しくは述べませんが、よくできています。

 

「他のネジではダメなのか?」という疑問を持った方いますか?

この件は書いていたら、長くなってしまったので別の記事にしました。

そちらで、詳しく書きます。

まとめ

というわけで、ポケットホールジグの導入で、今まで頭を悩ませていたことが解決しました。

今までネジの頭が見えるのを嫌がって、ダボを使って隠すだとか、ホゾを組むだとか、そんなことをしていましたが、そういう面倒くさいことは、もうしなくていいです。

ポケットホールジグを買ってください。

それで、あなたの悩みは解決するはずです。


話の筋から外れるので蛇足として。

実は、ポケットホールジグの存在は以前から知っていたんですが、気軽に試すには、そこそこの値段がするのでためらっていました。

ですが、やむにやまれず導入することにしたのは、店舗の什器(家具)を作ることになったんですが、かなり大型のテーブルなどを作ることになりました。

そうなると、導入しないといけない工具を揃えるのに数万円かかってしまうことが分かりました。

特に材料を固定する長いクランプ類が多めに必要です。

 

「何かコストを押さえる良い方法がないかなぁ……」と考えていたら。

そもそも、ネジを使って固定できるならクランプもそんなに必要ない、ということに気付きポケットホールジグが良さそうということになったわけです。

今までポケットホールジグの購入をためらっていましたが、

「数万円も投資してこれから何度使うのか分からない、長いクランプに比べたら安い買い物だ」

という結論に至ったというわけです。

大型の家具を作りたいという人にも、ポケットホールジグはオススメです。

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