今回は木工に使うパテを紹介します。
木工用や金属用などのパテもありますが、今回見ていくのは木工に使うパテです。
パテとは塗装前に塗装面の傷などを直すことに使う物です。
パテは珍しいモノではなくホームセンターでフツーに買えます。
パテとは|木工パテとエポキシパテの特徴を比較
木工に使うパテは画像上の木工パテと下のエポキシパテの二種類があります。
両者の特徴を見ていきましょう。
木工パテ
木工パテはエポキシパテに比べて乾燥が遅く柔らかいのが特徴です。
細かい傷を治すことに向いている
乾燥すると盛った分より痩せる(減る)ので木工パテは大きい傷を直すのに向きませんが、小さな凸凹に入りやすいので細かい傷を治すことに向いていると言えます。
ヤスリがけがラク
エポキシパテに比べると乾燥後のヤスリがけが楽で、サクサク削れます。
塗装前の下地処理に使うのに向いているかもしれません。
歯磨き粉のチューブのような容器に入っていて、チューブから出すと固まり始めます。
手や衣類についても簡単に洗い落とせるので扱いも楽です、DIY初心者の方でも簡単に扱えます。
エポキシパテ
エポキシパテは木工パテに比べて乾燥がとても早くコシがあって硬いのが特徴です。
大きい傷を直すのに向いている
乾燥しても盛った分より痩せない(減らない)のが特徴です。
木工パテは水分蒸発で硬化するのに対してエポキシパテは化学変化で硬化するからです。
ところが、エポキシパテは細かい凹凸に入りづらいので、小さい傷を治すのに向いていません。
2液タイプになっていて、外見のベージュ部分と中身の白い部分を混ぜると固まります。
ちなみに、よく混ぜないと固まりません、、、横着してテキトーに混ぜて使った事がありますが、固まりませんでした。
乾燥後はカチカチになり、木工パテに比べるとヤスリがけは根気が入りますが、盛った分より痩せないのでエポキシパテは大きい傷を直すのに向いていると言えます。
塗装をする際の注意点
ペンキ・アクリルラッカー
ペンキやアクリルラッカーのように材料の素地や木目を覆い隠す塗料であれば全く問題ありません。
写真はネジの穴でボコボコだった板をエポキシパテで埋めた時のモノです。
パテ硬化後にサンダーで研磨しました、使用した紙やすりの番手は120番〜240番です。
このように材料の表面を覆い隠す塗料であれば、パテを盛った部分もほとんど違和感がありません。
以下の記事で詳しく書いてますので、興味のある方はご覧下さい。
オイル塗料・ワックス
ワトコオイルやブライワックス等の木材に染み込んでいくオイル塗料やワックスはパテ部分だけ色がうまく乗らない事があります。
かなりボロボロだった杉板にエポキシパテを盛って、BRIWAX(Old Pine)を塗りました。
パテ部分だけやや白くなってしまいました。
ある程度であれば、家具補修ペンでごまかす事ができます。
以下の記事が参考になるかもしれません。
まとめ
今回は木工に使うパテの紹介でした。
塗装前の下地処理、DIYの作業中に間違ってあけてしまった穴や、傷をつけてしまった材料の修正、テーブルや椅子などの修理に使えます。