今回は、「カッターの刃の交換方法」と「カッターの刃の折り方」について解説します。
- カッターの刃が交換できるのは知っているけど、刃の交換方法がわからない。
- カッターの刃が折れることは知っているけど、折り方が分からない。
- 必要な道具を知らない。
- オススメのカッター、替え刃を知りたい。
という方に向けて、具体的な方法について解説していきます。
カッターを使って、工作・作業をしていると切れ味が悪くなってきますよね?
切れ味が悪くなってくると頑張って切ろうとするので余計な力が加わります。
これが事故の原因になります。
ちゃんと、切れる刃で作業した方が余計な力がいらないので安全に作業することができます。
「切れ味が良すぎると危険なんじゃないか?」といった声も聞こえてきそうですが、それは逆です。
切れない刃物を使って工作、作業をするのは危険です。
例えば、料理についても同じことが言えます。
切れない包丁で調理をしていると余計な力が加わるので危険です。
料理をされる方なら分かると思うんですが、調理中にヒヤッとしたことがありませんか?
なので、カッターを使って工作をしているときに切れ味が悪くなってきたらすぐに刃を折る、または刃を交換する、ちゃんとした道具を使う、ということはとても大事なんです。
カッターの刃の交換方法
それでは交換していきます。だいたいどのカッターもこのような構造になっていると思うので参考にしてください。
刃を固定しているダイヤルをゆるめていきます、どれくらいゆるめればいいかと言うと、刃の脱落防止のための段差があるので、この段差を超えるぐらいまでゆるめてください。
脱落防止の段差を超えないと刃が簡単に外れない仕組みになっています。
※ 刃を外すときに刃に触れないように注意してください。
外れました。
替え刃はホームセンターに行くとたくさん種類があるので、迷ってしまうかもしれませんが、 刃が黒いモノを選ぶといいです。
ケースから刃を出すときに注意が必要です。
機械油が一枚一枚塗られていているので、ヌメッとして取り出しにくいです。
グリースのようなネバネバ系ではなく、灯油みたいにさらっとした感じです。
刃がついてる部分に触れないように注意してください、僕は刃を取り出すときに、ヒヤッとしたことがあります。
ケースからまとめて出して一番上の方をぬるっと剥がす、ぬるっとスライドさせるようにするとうまく取れます。
刃を入れます、刃の向きに注意してください。
あとは元に戻して、ダイヤルを閉めれば作業完了です。
カッターの刃の折り方
カッターの刃はスリット分だけポキッと折れるようになっています。
切れ味が悪くなっても、刃を折って切れ味を元に戻すことができる(折る刃式)という仕組みです。
刃を折るときはペンチを使う方法や、刃を折るためだけの折器もあります。
ですが、カッターの刃は手で簡単に折れます。
「え、そうなの?」
「手で?危なくないの?」
と、思った方は仕組みを知らないだけです。
仕組みが分かれば誰にでもできます。
刃を折る方向がとても重要で、この仕組みを理解していないとペンチを使う場合でも折器を使う場合でも、うまく折ることができないでしょう。
カッターの刃に一枚一枚スリットが入っていますよね?
よく見てもらうとわかるんですが、スリットが入っているのは片面だけなんです。
これを知らない人は意外と多いんじゃないでしょうか?
例えば、板チョコを想像してください。
板チョコは格子状にスリットが入っていますよね?
スリット通りに板チョコをキレイに割りたい場合、板チョコをどの方向に割りますか?
多分みんな同じような割り方をするはずです。
刃を1枚分出します。
あとは、手、指を添えて上から力を加えるとカンタンにペキっと折れます。
たった、これだけのことです。
文章では伝えきれない細かなこともあるので、ぜひ動画も見てくださいね。
カッターの刃の捨て方
お住まいの場所で呼び方が違うかもしれませんが、カッターの刃は不燃ゴミ(燃えないゴミ)で捨ててください。
刃を折ったらガムテープなどで刃を包んで捨てましょう。
僕は折った刃は「缶コーヒーの空き缶」に入れて溜まってきたら、まとめて不燃ゴミで捨てていますが、折器で折って、いっぱいになったら折器ごと捨てるのが一番安全ですね。
小さなお子さんやペットなどがいたずらしてケガをするかもしれないから、これを使っているという人もいるみたいです。
こちらは中身が溜まったらケースごと捨てるタイプです。
折器はプラ製ですので、ゴミの分別が細かいところにお住まいでしたら、僕みたいに缶コーヒースタイルで良いじゃないかなと。
オススメのカッターと替え刃
最後に道具について紹介します。
カッターといってもイロイロありますよね。
事務用のモノ、細工用に使うデザインカッターなどもありますが、工作など、ダンボールを切るとか、材料の加工に使うカッターはこういった持ち手が分厚いものを使った方が、作業効率も良いですし、安全に作業することができます。
大は小を兼ねるといいますが、ビニール紐を切る、ダンボール梱包の開梱に使うなど、普段使いのカッターとしても、このカッターはおすすめです。
僕はこれを、かれこれ10年以上使っています。
刃は何度も交換しているんですが、ボディ部分は一度も買い替えていません。
似たような商品は100円均一でも買うことができますが、ちゃんと信頼できる製品を使いましょう。
カッターはオルファの一択です。
替え刃は刃が黒いものを選んでおけば間違いないでしょう。
というのも、黒い替え刃は建築現場の内装屋さんが使っているくらいのプロが使う刃なので、とてもよく切れます。
僕も使ってます、おすすめです。
DIY(素人)でも、プロが使う道具を使った方が良いというのが僕の持論です。
まとめ
今回は「カッターの刃の交換方法と刃の折り方」について解説してきました。
繰り返しになりますが、切れない刃物で作業するのは危険です。
カッターの刃は切れなくなったらこまめに折る、または交換しましょう。
以下の記事はカッターを使って薄いべニア板を切る方法について解説しました、ぜひご覧ください。
以下の記事はカッターを使って直線カットがしたいときに使う定規について書きました、こちらもぜひ。