
材料をつなげたい
今回は金具等を使わない木材の繋げ方について紹介します。
最近の話で、1820mmのファルカタ材を買ったんですが、なんと欲しい寸法が1824mmで4mm足りなかったんです。
うっかり!たったの4mmです!
もっと長い材料を買いなおすしかないかな?と思ったんですが「4mmくらいならつなげてしまうか!」と、トライしたら上手くいったので紹介します。
○ 金具等を使わない木材の繋げ方
・ 必要な材料
まずは、木材をつなげるのに使った材料を紹介します。
接着材
接着剤はアロンアルファを使いました。
アルテコスプレープライマーを使うと、作業時間短縮の為になります。
瞬間接着剤の効果を早めるスプレーです。

瞬間接着剤を使った作業に超便利|アルテコスプレープライマー
今回は瞬間接着剤の硬化を早めるスプレー剤のアルテコスプレープライマーを紹介します。
瞬間接着剤とは名前の通り瞬間に固まるわけではありません。
スプレープライマーは瞬間接着剤をほぼ瞬間に近いくらいに固める事ができ...
・ ダボ材(丸棒)
接着剤だけでつなげると弱すぎるので材料の断面にドリルで穴をあけて、ダボ材でつなげます。
ダボ材は市販しているダボ材や、ドリルの太さと同じ丸棒が使えます。
今回はダボ材に爪楊枝を使いました。
太い方がもちろん丈夫ですが、今回は負荷的に問題ないとだろうという事で爪楊枝を使いました。
・ 作業工程

材料の断面をけがく
つなげる材料の断面に2ヶ所ドリルで穴をあけます。
穴に接着剤を流し入れ、ドリルの太さと同じダボ材を差し込む、という流れですね。

断面に穴をあける
この時の作業で、ドリルであける穴の深さとダボ材の長さを計算に入れる必要がありますが、
大体で良いです。

ダボを差し込む
こんな感じで片方に爪楊枝を差し込みます。
穴には接着剤をたっぷり入れてます。

接着剤を充填する

材料同士をつなげる
もう片方の材料の穴、断面に接着剤を塗り材料同士を繋げます。
ダボ材が長すぎて入らない場合がありますが、木槌で叩いて強引につなげます。

クランプで固定する
接着剤の硬化中は材料をクランプで締めてから静置します。
本当は材料どうしを、ぎゅっと圧着できればいいんですが、材料が長すぎて家にある物では無理だったのでこんな感じになりました。
小さくてもいいのでバークランプがあれば圧着できると思います。
○ まとめ
このテクニックはもっと大きい板材が欲しい時や、傷んだ家具の修理をする時に応用できます。
何かの参考になれば。