我が家のキッチンの流し下の部分です。
ツマから洗い物をする時に気持ち悪いから何とかしてくれと言われていたんです。
ちょうど、洗い物する時につま先が入る部分です。
不思議なんですが、ここに何故かフローリングが貼って無かったんです。
我が家は築六十年の元空き家です、元住人の方がDIY好きだったのか家の中が色々と改造されています。
もしかして、フローリングも自分で貼ったのかもしれません。
そして、流しの下を貼り忘れた、、、そんな所でしょうか?
ダイソーで売っているフローリング風のシールです、厚さは1.6mmです。
というわけで、今日はこれをカッターで切ってみましょう。
今回切るモノは1.6mmのフローリングシールですが、うすいベニヤ板を切るのにも応用できます。
実は2〜5mmくらいの木の板はカッターで簡単に切れます。
合板とかベニヤ板と呼ばれる板ですね。
薄いベニヤ板はカッターで切った方がきれいに切れる
木材を切る時の道具といえばのこぎりですが、2mm〜5mmくらい板ならカッターで切る事をオススメします。
切削と切断
のこぎりで切る加工を切削(せっさく)と言い、カッターで切る加工を切断(せつだん)と言います。
のこぎりで切る加工は切りクズが出ますが、カッターで切る時は切りクズは出ません。
のこぎりで木を切る加工は線の上を切ると切りくず分の誤差がでますが、カッターで切ると誤差が出ません。
ベニヤ板を切る道具
それでは、合板(ベニヤ板)をまっすぐ切る時に使う道具を紹介します。
カッター
僕はオルファのカッターを使っています。
カッターはこういう持ち手が分厚いモノを使いましょう。
買ったままの刃を使っても良いですが、刃が黒い替え刃の方が切れ味が良いのでオススメです。
切れ味が良すぎると危ないんじゃ、、、と思われる方もいると思いますが、それは逆です。
刃物全般に言えることですが、良く切れる刃の方が安全です。
余計な力を使わなくて済むからです。
定規
定規はステンレス性の直尺定規を使いましょう。
プラ性の定規でやるとケガをするので絶対にやめましょう。
定規の長さは1m(メートル)がオススメです。
そんなに長い定規必要ないんじゃ、、、と思われる方もいると思いますが、長い定規は重いので手元が狂いにくいので安全に作業できます。
直尺(ちょくしゃく)はDIY初心者の方が最初に買っていいモノだと思います。
カッターでカットする事に特化した定規もあります。
より安全に作業できるので、こちらもオススメです。
カッターを使ったベニヤ板の切り方
長さを測る
まず長さを測りましょう。
マーキングは見やすいようにマッキーを使いました。
マッキーはアルコール(エタノール)で拭くと簡単に消せます。
定規を当ててカッターで切る
マーキングできたら、定規を当てて切ります。
切り方はカッターで何回も同じところをなぞるだけです。
早く切りたくて力をいれがちですが、最初から力を入れて切ると危ないです。
何回もなぞる事によって、切り溝が出来ます。
溝ができると刃がブレにくくなるので、真っ直ぐきれいに切れます。
最初は力を入れずに、切り溝を作るイメージで同じ所を何度もなぞり、徐々に力を入れていき、、、スパッ!こんなイメージです。
最初は時間がかかるかもしれませんが、この方法なら正確に切れます。
あと、刃は切れなくなったらこまめに折りましょう、以下の記事で刃の折り方について書きました。
少し厚い板(4mm〜5mmくらい)を切るコツ
4mm〜5.5mmの板を切る場合は表と裏から切ると上手く切れます。
表から2mm、裏から2mm、切るイメージです。
一方向からも切り進めても切れますが、表裏から切った方が早いし正確です。
もっと分厚い板(6mm〜12mm以上)が切りたい場合はカッターでは切れません。
のこぎりか丸ノコを使いましょう。
作業中の注意
木目に対して平行に切る時は注意
木目に対して垂直方向に切る場合は起こりませんが、木目に対して平行方向に切る場合は木目の影響でカッターの刃がブレる事があるので注意しましょう。
板を切るのに失敗するならまだ良いですが、刃がブレる方向によってはケガをするかもしれません。
上手く切るコツは「引き溝ができるまで力まないで何度も同じ所をなぞる」これだけです。
MDFボードを切る場合
「2〜5mm位の板はカッターで切れます」と書いておきながら申し訳ないんですが、MDFボードだけは、やめておいた方がいいです。
シナベニヤやラワンベニヤは、薄い板を何層も重ねてできている板ですが、MDFボードとは木材を粉砕して、接着材で固めた集成材と呼ばれる板です。
上手な例えができませんが、ギュウギュウに詰まっていてカッターで切っても刃が進まないんです。
僕はMDFボード(5mm厚位)をカッターで切っている時についつい力んでしまい、指を切って大怪我をした事があります。
カッターで切れるMDFボードの厚さは個人的には2mmが限界だと思っています。
まとめ
薄いベニヤ板を真っ直ぐ切るなんて、実は簡単です。
作れるモノの幅が広がりますよ、ぜひ挑戦してみて下さい。
この記事の動画版です。