今日は電動ドライバーの使い方を紹介します。
DIYの基本工具ですね。
○ 電源スイッチ

電動ドライバーの電源スイッチはココ(※)です。
電動ドライバーを握って人差し指の位置のトリガーを引くとスイッチが入ります。
スイッチは引き加減によって回転のスピードを調節する事ができます。
※ 人差し指で触れているスイッチ
○ 正回転・逆回転スイッチ

このスイッチ(※)で正回転と逆回転を切り替える事ができます。
ネジをしめる時は正回転、ゆるめる時は逆回転させて使用します。
※ 親指で触れているスイッチ
○ トルク(締め付ける力)の調整方法

この部分を回転させることでトルク(締め付ける力)を調整することができます。
僕が持っているのは数年前の安物なんで、トルクの力が数字で示されていませんが、、、
大体、トルクは数字で示されています。
ネジ締めや穴あけをしている時に指定したトルクに達した場合は、クラッチがかかり空回りします。
クラッチについては後述します。
○ ビット(先端パーツ)の取り付け方

ドリルチャックにビット(先端パーツ)を装着することで様々な機能を使うことができます。
ドリルチャックとは、ビット(先端パーツ)を取り付ける部分です。
先端部分を回転させる事で、ドリルチャックが開閉します。
先端部分を正転させるとドリルチャックが閉まり、逆転させると開きます。
・ プロっぽいビットの交換方法

先端部分を手でギュッと押さえておいてドライバーのスイッチを押し、正転・逆転させる事でドリルチャックを開閉させる方法もあります。
プロの方はこうやってます。









このやり方は言葉でも写真でも説明が難しいんですが、分かるでしょうか?
マスターすると、スピーディーにビットが交換できます。
やる時はトルクを弱めにしてやりましょうね。
トルクが強すぎると手の皮がむけそうになりますので気をつけましょう。
○ クラッチ機能
電動ドライバーはトルク(締め付ける力)の調整をする事ができます。
指定したトルクに達した場合は、クラッチがかかり「ガチャガチャ」と音を立てて空回りします。
・ なんでトルクの調整が必要なのか?
では、何故トルクの調整を必要なのでしょう?
その理由の一つはネジの締め付けすぎを避けるためです。

左から①弱 ②中 ③強
図は、ツーバイフォー材(SPF材)にトルクだけをを変えて、同じ太さ、同じ長さのネジを打ち込んだ写真です。
いずれも、下穴をあけないでそのままネジを打ち込んでいます。
① 一番左のネジはもっとも弱いトルクでしめたネジです。
ネジが全然入ってませんがクラッチがかかってしまうので、これ以上ネジが入りません。
② 真ん中のネジは中くらいのトルクでしめたネジです。
何となくちゃんとネジが入っているように見えますが、少しだけ頭が出ています。
③ 一番右のネジは僕が持っている電動ドライバーの最強のトルクでしめました。
ネジの頭が完全に隠れてしまい、ドリルで穴があいてしまったような仕上がりになってしまいました。
すこし極端な例になりましたが、トルク次第でネジをしめつける力が、かなり違う事が分かります。
つまり、使う材料とネジによって調整が必要というわけ、、、なんですが、そんな難しい事はありません。
トルクの調整なんてテキトーでいいんですよ。
僕はいつもテキトーです。
この辺は好みと、どの程度の完成度を求めているか、だと思います。
・ あえてネジ頭を隠してパテで埋める
例えば、フツーの仕上がりが欲しいなら②のトルクと③のトルクの間くらいで調整する事になると思うんですが、
あえて③のトルクで完全にネジの頭を隠して、穴をパテで埋めてペンキを塗ってしまうという方法もありだと思います。
仕上がりとしてはフツーにネジを打つよりもキレイですよ。
パテについては以下の記事で紹介しています。

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詳しくはこちらの記事で解説しています。

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作業中にネジをうつ場所によっては木が割れる事があります。
必ず割れるわけではないので、ついつい面倒くさくてやらない人も多いと思いますが、下穴をあけた方が失敗が減ります。
キリでちょっと下穴をあけるだけでも失敗が減るのでオススメです。
詳しくはこちらの記事で解説しています。

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以下の記事で、木材の穴あけについて解説しています。

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○ まとめ
電動ドライバーの使い方はDIYの基本の「き」と言っても過言ではないでしょう。
ネットでは小屋を作ったり、ウッドデッキを作っちゃうようなDIYお父さんがたくさんいらっしゃいますが、その方達も初めて買った工具は多分、電動ドライバーです。
以上、電動ドライバーの使い方でした。
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