DIYでは材料同士の接合は木ネジを使うのがポピュラーです。
慣れてきて色々な物を作るようになると気になってくるのが、ネジの頭だと思います。
ネジの頭が見えないと手作り感がなくなるので、仕上がりのレベルがグッと上がります。
というわけで、今日はそのネジの頭を隠す小技・アイデアをいくつか紹介します。
パテで埋める

ネジの頭を隠す方法|エポキシパテで埋める
難易度としては最も簡単な方法がエポキシパテで埋める方法です。
- 電動ドライバーのトルクを強めにして材料に深く打ち込み(1)
- パテを盛り(2)
- 余分なパテを240番位のサンドペーパーで削る(3)
この方法の欠点は、ペンキやアクリルラッカーのように材料の素地や木目を覆い隠す塗料であれば全く問題ありませんが、ワトコオイルやブライワックス等の木材に染み込んでいくオイル塗料やワックスはパテ部分だけ色がうまく乗らない事があります。
難易度としては低めですが、応用が利かない方法かもしれません。
詳しくは以下の記事を参考にして下さい。

埋め木(木ダボ)で隠す

丸い棒(ダボ)でネジ穴を隠す方法
- この方法は板にドリルで穴を彫り(1)
- ネジを打ち(2)
- ドリルの径と同じ太さの丸材(ダボ)を打ち込み(3)
- 打ち込んだ丸材(ダボ)をカット(4)
以上の行程で仕上げる方法です。
少し手間がかかる方法かもしれません。
ネジが隠れるように板に浅めにドリルで穴をあけておきます。
貫通させると意味がないので注意が必要です。
ネジを打ち込んだあと、ダボを突っ込み、ダボ切りノコで切り落とします。
紙ヤスリで削ってならしたら完了です。
打ち込んだ丸い棒(ダボ)は見えてしまいますが、ネジを打った跡が見えませんし、塗装を選ばない方法です。
丸い棒(ダボ)を切る時はノコギリの刃の左右にあるジャギジャギ(アサリ)が無いのこぎりダボ切りノコを使うのがベターですが、僕は普通ののこぎりの刃の片面だけ120番のサンドペーパーでアサリを削り落とした物をダボ切り用として使ってます。
以下の記事はこの方法を採用して作った時モノです、良かったら参考にして下さい。

ドリルで穴を彫り裏からネジを打ち込む

材料にドリルで穴を彫り裏からネジを打ち込む
この方法は材料の裏にドリルで穴をあけて、裏からネジを打ち込む方法です。
- ドリルで穴をあけて(1)
- 裏からネジを打ち込む(2)
手間もかかり、難易度も高い方法ですが、この方法が最もネジ頭が見えない方法です。

ドリルにマスキングテープを巻きつけて当たりをつける
穴の深さが重要なので、ドリルにマスキングテープを巻きつけて当たりをつけると作業がしやすいです。
以下の記事はこの方法を採用して作った時モノです、良かったら参考にして見て下さい。

ネジを斜めに打ち込む

ネジを斜めに打ち込む
ケースによってはネジを斜めに打ってネジ頭を隠す方法もあります。
ネジを斜めに打つ場合は下穴あけてから打ち込みましょう。

斜めに穴を彫る手順
僕も最近分かったコツですが、斜めに穴を彫るには、最初に1mm位垂直に穴を彫り(1)ドリルを回転させながら角度を決め(2)当たりをつけたら穴を彫る(3)と上手くいきます。
- 最初に1mm位垂直に穴を彫り(1)
- ドリルを回転させながら角度を決め(2)
- 当たりをつけたら穴を彫る(3)
下穴があいていれば、ネジを打ち込む事は簡単なのであとは接合する材料同士の固定が上手くいっていれば失敗しないでしょう。
以下の記事にネジを斜め打ちした時の事を紹介してますので、参考にして見て下さい。


まとめ
というわけで、ネジの頭の隠し方を何点か紹介しました。
僕が最近やる方法は「埋め木で隠す」「ドリルで穴を彫り裏からネジを打ち込む 」方法です。
まあ、本来であればネジを使わない接合方法をマスターするのが、木工の技術も向上するし一番なんでしょうが、DIYレベルの木工であれば木ネジを使った接合の方が簡単ですし、確実だと思います。
ぜひ、挑戦してみて下さい。