ツマが6月に結婚式を挙げる友人の為にウエルカムボードをデザインし作成しました。
コツコツと半月ほどかけて描いていて、やっと完成したようです。
できた!梱包(こんぽう)しよう〜。ガサゴソ、、、
ちょ、、、やめ!
ツマは倉庫にたまたまあった、トマトケチャップの段ボール箱で梱包しようとしていました。
結婚式の記念品を送るための梱包がテキトーでいいはずがありません。
ツマからトマトケチャップの箱を取り上げ、僕が梱包することにしました。
僕は割と梱包は自信があるんです。
というわけで、ツマの描いた絵をきっちりと梱包しました。
段ボールに入れる前の梱包の方法
直接、段ボールに入れると輸送中に中のものが破損してしまいます。
なので、段ボールに入れる前にまずはプチプチを巻きます。
今回送るモノは大事なものなので、直接プチプチを巻かず、紙で表面を保護しプチプチを巻きます。
プチプチの凸凹が絵の表面に当たってしまい、絵の表面を傷つけてしまうからです。
表面の保護|プチプチを巻く前にあい紙をする
というわけで、まずは絵の表面に「あい紙」を挟みます。
あい紙とは印刷された物(ポスターとか)や、絵の表面に挟む紙の事です。
あい紙という紙があるわけで無くて、挟む紙の事をあい紙と言います。
表面が傷つかなければどんな紙でもいいと思います。
あい紙に使う紙は表面にワックスがコーティングされた、グラシン紙やパラフィン紙をつかうのがベターですが、今回はトレーシングペーパーをあい紙に使います。
あい紙について気になる方は調べてみてください、けっこう奥が深いので。
あい紙の役割はあくまで表面の保護、、、保護もありますが、一番は送る人への気持ちの問題でしょうか?
「大切な物をあなたに送っているんですよ」という気持ちですね。
あい紙は絵の表面だけかかればOKです、後ろはマスキングテープで止めてあるだけです。
今回は使いませんでしたが、立体物を梱包する場合の表面保護はミラーマットがオススメです。
これに包んであるだけで高級感があります。
プチプチを巻く
プチプチを巻いていきます。
プチプチに巻き方なんてものあるんでしょうか?
多分正式なモノは無いと思うので、ここは性格がでますね。
僕は絵の表面保護のためプチプチを絵の表側に集まるように巻きました。
プチプチに貼るテープは養生テープがオススメ
プチプチに貼るテープは養生テープを使います。
写真のパッケージにもあるように、このテープは手で簡単に切れ、ハサミで切ったようにキレイ切ることができます。
以外と知られていないような気がするんですが、プチプチと養生テープの相性が抜群にいいんです。
理由は貼って貼がしてを繰り返してもテープがプチプチが傷めることが無いからです。
つまりプチプチを再利用できます。
送った先でプチプチがただのゴミにならないわけです。
実際に貼ってみると分かりますが、ガムテープだとこうはいきません。
プチプチにガムテープを貼るとガムテープの粘着力でプチプチを痛めてしまいます。
オークションとかで落札した商品が届いて、箱を開けたらプチプチにガムテープで貼ってあるの見ると本当にうんざりします。
迷惑!プチプチにガムテープを使うとプチプチはただのゴミになる
プチプチにガムテープを使うとプチプチはただのゴミになるんです。
このヤロー、養生テープ使えよ!ゴミも一緒に送りやがって、、、っていつも思います。
送り主がプチプチ再利用しないにしても、テープがプチプチからきれいに剥がれるだけでも気持ちが違います。
梱包に大事なのは思いやりです。
話が逸れそうです、、、。
送る絵が2枚あって、1枚だけちょっと小さいのでプチプチ巻いて詰め物をします。
2つの絵の大きさを同じにします、写真で分かりますかね?
養生テープはガムテープと比較するとちょっと高いんですが、美しい梱包には絶対不可欠なものです。
ホームセンターで売ってます。
色は透明もありますが、僕は緑が好きです。
理由は貼ってあるのが分かりやすいからです。
これも気持ちの問題です、貼ってあるのが分かりやすいので送る相手が梱包が解きやすいかもしれないと考え、緑を愛用しています。
ビニール紐で縛る
必ず必要では無いかもしれませんが、2枚が動かないようにビニール紐で十字に縛ります。
絵を傷つけそうなので、今回はちょっと弱めに縛っています。
ビニール紐の縛り方にも僕なりのこだわりがあるんですが、長くなりますので今回は割愛します。
段ボールで箱を作る方法
段ボールで箱を作っていきます。
ただで手に入る大きい段ボールといえば、ティシュやトイレットペーパーとかが入っている段ボールがでかいです。
ドラッグストアとかヨーカドーとかイオンのバックヤードにうんざりするくらいあります。
店員さんを呼び止めて、聞いてみたらもしかしてもらえるかもしれません。
小さい段ボールを継ぎ合わせて作ると格好良く作れないのでキレイな梱包には大きい段ボールが必要です。
もっと大きいのが必要なら、ネットでサブロク(180×90)の板段ボールが買えます。
気になる方は板段ボールで調べてみてください。
使用した道具
カッター
僕はオルファのカッターを使っています。
カッターはこういう持ち手が分厚いモノを使いましょう。
定規
このような、ステンレス製の定規を使っています。
定規は直線カットには絶対必須のツールです。
今回は使いませんでしたが、カッターを使った直線カットはタジマカッターガイドがオススメです。
箱の作り方
段ボールの裏に定規を当てて、カッターの刃の裏を使ってなぞるだけで、段ボールは簡単に曲げられます。
写真だと切っているように見えますが、軽くなぞっているだけです。
切ると強度が落ちてしまいます。
文章では説明が難しいので以下は画像をご覧下さい。
テープはこれを使っています。
クラフトテープです。段ボールに貼るテープと言ったらコレです。
いわゆるガムテープの紙のヤツ。
段ボールが足り無いじゃないかって?
いえいえこれも計算通りです。(大体、、、)
絵の表側だけ、段ボールを2枚交差させた構造に変更です、別の段ボールを継ぎ足します。
結果的に丈夫になりました。
これで、箱は完成です。
後付けした段ボールに古いテープが残っていました、クラフトテープの上にクラフトテープは貼れないので、テープはこれを使います。
ガムテープの布。
こっちの方が、クラフトテープに比べて粘着力や強度に優れています。
テープを貼って完成です。
まとめ
何か参考になったでしょうか?
大事なポイントは以下の通りです。
- 段ボールに入れる前にプチプチを使って梱包する
- 大事なモノの場合はプチプチの前に紙で包むと大事なモノ感がUPする
- プチプチに使うテープは養生テープを使う
- ダンボールは定規をあてて、カッターの裏でなぞると簡単に曲げられる
- ダンボールに使うテープはクラフトテープを使う
- ダンボールに古いテープが残っている場合は布ガムテープを使う
- 梱包に大事なのは送る相手への思いやり(気持ち)