今回は1〜2mmくらい木材を削るために使う工具、木工やすりの使い方を解説します。
この記事は以前書いた、木は簡単にまっすぐ切れる!のこぎりの使い方5つのコツの補足でもあります。
良かったらご覧ください。

理由は、線の上を切ると切りクズ分材料が小さくなってしまうからです。
でも、そのように切ると数ミリ程度材料が長く切れてしまうと思います。
例えば、100mmの材料が欲しいのに線の外を切るとだいたい、101〜102mmになっちゃいますよね?
木工ヤスリはその1〜2mmの木材を削るのに使います。
木工やすりとは

木工やすり
木工やすりとは木材を削る道具です。
のこぎりで切って、1〜2mmくらい長くなってしまった木材のヤスリがけには木工やすりを使うのがベターです
形を整えたいなら木工やすり|塗装前の表面を整えるのは紙やすり
ヤスリといえば紙やすりを想像される方が多いと思いますが、紙やすりで1ミリ以上を削るのはとても大変です。
紙やすりの木工においての役割はニスなどの塗料を塗る前に木の表面をキレイに整えるモノです。
紙やすりについては以下の記事で書いてますので、興味がある方はそちらをご覧下さい。

木工やすりの使い方
木工やすりは押すと削れる
のこぎりは引くと切れましたが、木工やすりはその逆で押すと削れます。
ラクに削るには固定が重要
のこぎりを使う時と同じで、効率よく楽に削るには固定が重要なポイントです。
僕はこのように押す方向に重いモノを置くなどして固定します。
細かいを目を使う|鬼目は使わなくていい

粗い面(鬼目)

細かい面
両面がやすりになっていて粗い面(鬼目)と、まあまあ細かい面があります。
粗い面を使うことはまず無いと思っていいです。
粗い面は鬼目と呼ぶくらいなんで鬼のように削れます。
1〜2ミリくらいを削る時は目の反対側の細かい方を使います。
削る時のコツ
狙った寸法に近ずけるために、木の断面を平に削りたいわけですが、注意しないといけない事があります。
のこぎりで切る時と同じで、木工やすりを使うと、木の削り終わりになる端が割れやすいので
はじめは斜めに削ったほうが良いです。
写真は極端な例ですが。
始めにこのようにナナメに削ると、どの方向から削っても端にはなりません。
のこぎりと同じように木工やすりも回しながら、4方向から削った方が失敗が少ないです。
まとめ
正確に狙った寸法で材料を切りたい人はのこぎりの使い方とセットで覚えておきたい道具です。
木工やすりは、勿論ホームセンターで売ってます。
金属用のモノがあるので注意しましょうね。