大工さんも使っている作業台|ペケ台の作り方

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建築現場の方が施工中に使う作業台|ウマ

建築現場の方が施工中に使う作業台|ウマ

最近、近所で建築現場の方が施工中に使う作業台を見かけました。

通称「ペケ台」という作業台です。

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以前、木工で使う「ウマ」の作り方を紹介しましたが「ペケ台」もDIYの作業台としてアリだなぁと思ったので紹介します。

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コンパネで作る作業台|ペケ台の作り方

板で作る作業台|コンパネウマの構造

板で作る作業台|ペケ台の構造

ペケ台は板2枚で1対の構造になっていて、板に加工されたスリットを互いに差し込んで、十字に組む事で自立させます。

あとは上から板を乗せれば完成です。

板で作る利点は組み立てと解体がとても簡単で、解体後は場所をとらないので省スペースである事があげられます。

材料はコンパネがオススメです。

コンパネとはコンクリートの型に使う耐水性の板で、ホームセンターでフツーに買えます。

厚さは12mmです。

値段はサブロク(1800 x 900 mm)で¥1000前後で買えますが、ホームセンターによって少し価格差はあります。

ペケ台の作り方

では、サブロク(1800 x 900 mm)からペケ台を作る、材料取りの例を紹介します。

2対作る特大バージョンと、1対で作る場合の2つを紹介します。

材料のカット

ペケ台を2対作る場合

まず、サブロクから4枚の900 x 450 mm位の板を取ります。

ホームセンターでカットを頼む時は「4等分にして下さい」と注文するとラクです。

カットした4枚の板でペケ台を2対作ります。

完成したペケ台の上にサブロクの板を乗せれば特大作業台の出来上がりです。

この例ではサブロクが2枚必要です、1枚はペケ台分、1枚は天板分です。

1対作る場合

1対の場合はサブロクを2等分、2枚の内を1枚をさらに2等分します。

図のようにカットすると900 x 450 mmの板が2枚、900 x 900 mmの板が1枚取れます。

900 x 450 mmの板2枚でペケ台を1対作り、900 x 900 mmの板はペケ台の上に乗せる板にします。

この例ではサブロク1枚で作れます。

真ん中に切り込み(スリット)を入れる

さて、ペケ台のキモであるスリットを入れます。

スリット加工には電動丸ノコを使います。

この作業では丸ノコ定規があると便利です。

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スリットの幅と深さ

スリットの幅と深さ

スリットの幅と深さ

スリット幅が狭過ぎると組み立てと解体がスムーズに行えないので、スリット幅は15〜16mm位で良いと思います。

スリットの深さですが、2枚の板が交差し板が差し込める深さが無いとダメなので、230〜235mm位あればいいでしょう。

狙った深さより、スリットが深くなる分には問題ないので、少しくらい切りすぎても大丈夫です。

スリット加工のコツ

① 端から切ってスリットの幅を決める ②内側を切っていく

① 端から切ってスリットの幅を決める ②内側を切っていく

スリット加工のコツは丸ノコをスリットの幅分、何回か切れば簡単です。

図にするとこんなイメージです。

赤線部分を丸ノコで切っていきます。

端から切ってスリットの幅を決めてから内側を切っていくと上手くいきます。

2〜3回くらい切れば、残りの部分はペラペラです、ノミか彫刻刀でコンコン叩けば取れます。

まとめ

本格的なDIYを始めるなら作業台はいつか必要になります。

「ウマ」に比べると「ペケ台」の方がシンプルで簡単に作れますし、解体すれば場所をとりません。

「ペケ台」は外で作業をする現場の方々が考えた、合理的な作業台です。

作業スペースにお困りの方には良いかもしれませんね。


後日、ペケ台を作業台ではなく、アウトドアで使うテーブルとして作ってみました。

軽量化とデザインのための肉抜き加工がポイントです、こちらもぜひ。

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