ドライバーの先端にサイズがある事を知っていますか?
「知らなかった」という方は作業中にネジがなめてしまい面倒な思いをした事はありませんか?

ネジザウルス PZ-55
この工具はなめたネジの頭を挟みこんでグリグリ回しながら外す事ができる工具ですが、ネジの頭を挟めないと使えません。
輪ゴムをネジ頭にあてがって回すと良いという話を聞いた事がありますが、僕はうまくいった事がありません。
力技ですが、、、金属用のドリルで粉砕するという方法もあると聞きます。
同じく力技ですが、、、ネジ周りを細いドリルで彫りネジザウルスで取るという方法もあります。
またまた力技ですが、ディスクグラインダーで細い溝を切り、マイナスドライバーで外すという方法もあるようです、本当に上手くいくんでしょうか?
いやいや、、、そもそも、ネジがなめなければこんな苦労をする必要はありません。
ネジをなめない方法|ネジ頭に合ったドライバーを使う
というわけで、ドライバーの先端にはサイズがあります。
ネジをなめない方法の一つにネジ山の大きさに合った号数のドライバーを使うことは重要です。
ネジ山のサイズの見分け方
ネジのサイズはネジを買う時にここに書いてます。
左はネジ頭のサイズ(3.1)で右はネジの長さ(20)と表記されています。
上の表記ではネジ頭のサイズ3.1mm、長さ20mmという意味ですね。
ここで見るべきポイントは頭のサイズです。
この木ネジはネジのサイズとドライバーのサイズ(ドライバー2番)も書いてます。
ドライバーのサイズの見分け方

左から1号・2号・3号
ドライバーのサイズの見分け方ですが、、、
分かりにくいかもしれませんが先端の太さです。

1号ドライバービット
このように一号のビットは一番先端が小さく。

3号ドライバービット
3号のビットは一番先端が太いです。

2号ドライバービット
2号ドライバーは1号ドライバーと3号ドライバーの間くらいの太さです。
先端ビットの選び方|基本は2号ビットでOK
ネジのサイズとドライバーのサイズがある事が分かりました。
では、どのネジサイズにどのドライバーを使うと良いでしょうか?
決して難しい事はありません、ざっくりしています。
- 2.7mmより小さければ、1号ビット
- 3.1mmより大きければ、2号ビット
これだけ覚えておけばOKです。
つまり、木工DIYなんかで使う大抵の木ネジは「2号ビット」で事が足ります。
1号ビットを使った後が注意

ミニビス|2.1 x 16mm
このネジは木工細工用・建築内装用の小さなネジ(ミニビス)で、対応するドライバーサイズは1号です。
2号を使おうとしても頭にドライバーの先端が入らないのですぐ分かります。
ところが、その逆は分かりにくいです。
本来2号ビットを使わないといけないのに、1号ビットでも3.1mm以上の木ネジの頭に入るので、気が付かないで使ってしまいネジがなめてしまう原因になります。
慣れると違和感を感じるので、すぐ分かりますが、、、
1号ビットを使った後は注意が必要です。
まとめ
基本は2号ビット。
それよりも小さいか大きいかで、先端ビットを使い分けましょう。
ネジのサイズが分からなくても2.7mm以下のネジ頭には2号ドライバーは入らないので、その場合は1号ビット。
3号ビットを使うネジサイズは、強引なまとめ方ですが、、、明らかにごっついネジ頭をしているのですぐ分かります。
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