以前から気になっていたスプレー塗料の「染めQ」を試してみたので紹介します。
染Qという名前なんですが、、、
「染める」とは染料(せんりょう)を材料の表面をおおい隠さずに材料に染み込ませる事です。
それに対して「塗る」は顔料(がんりょう)で材料の表面をおおい隠す処理です。
例えばペンキとかですね。
ところが、染めQの成分は、合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤、なので成分はペンキやアクリルスプレーと同じなんです。
なので、スプレー塗料で染めるってどういう事なのかなぁ?と思っていたんです。
不思議ですよね?
染めQとは?|特徴と実際に使ってみた感想
ナノ単位の粒子が素材の表面に密着し、まるで染めたかのような仕上がりに。
染めQ・DIY / 染めQテクノロジィ染めQテクノロジィでは塗装が難しかったあらゆる素材に密着可能なプライマーを始め、自動車、建築、船舶関連用下地及び仕上塗剤、超強力防水・防錆システム、各種特殊パテの研究開発、製造、販売を行っております。株式会社染めQテクノロジィ
染めQの塗料は超もの凄く細かく粒子でスプレーされます。
粒子の細かさはナノだそうです。
1 nm = 0.000001 mm
その密着力は、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることはありません。
染めQ・DIY / 染めQテクノロジィ染めQテクノロジィでは塗装が難しかったあらゆる素材に密着可能なプライマーを始め、自動車、建築、船舶関連用下地及び仕上塗剤、超強力防水・防錆システム、各種特殊パテの研究開発、製造、販売を行っております。株式会社染めQテクノロジィ
材料をおおい隠さず、塗膜(とまく)ができないので、仕上がり後は引っ張っても、ねじっても、割れたりはがれたりはしない、だからまるで染めたように仕上がるというわけですね。
染めQを実際に使ってみた感想
というわけで、試しに帽子を染めQで染めてみました。
この帽子はもとは紺色だったんですが、5〜6年くらいかぶってるヤツで、いい加減クタクタなんですが、形が気に入っていたので、ずっと捨てられなかったモノです。
まさか、染めQの実験台になる日がくるとはね。
帽子を染めた時の事は以下の記事で詳しく書きました。
ムラもなくキレイな仕上がり
というわけで、仕上がりはコレです。
色はネイビーブルーを使用しました。
写真では少し青っぽいんですが、実物はかなり濃い濃紺です。
初めて使いましたがムラもなくキレイな仕上がりです。
けっこうシンナー臭がキツイ
染めQの成分は油性のアクリルスプレー同じです。
使ってみてすぐ思ったのは想像以上の有機溶剤(シンナー)臭でした。
換気をよくしていても、シンナー臭が苦手な人は室内での作業は無理だと思います。
僕も最初は室内で作業していたんですが、妻に批判されたので、続きの作業は庭でやりました。
仕上がりが少しゴワゴワする(気がする)
これは、レビューとかでよく見かけるんですが、確かに少し仕上がりがゴワゴワする気がします。
見た感じの素材感は変わらないんですけどね。
買ったばかりのデニムみたいな感じに近いような気がします。
まとめ
染めQは染めるというよりは、ほとんど塗膜(とまく)ができない塗装なので、まるで染めたような仕上がりになるというわけですね。
うーむ、なんとなく染めQってなんなのか分かった気がします。
以下は染めQを使って帽子を染めた時の事。