ワトコオイルのホワイトとナチュラルを比較してみました。
約半年間という期間温めていた計画「テレビ台DIY計画」のためです。
安価で仕上がりもプロっぽくなるオイルフィニッシュこそが、テレビ台の塗装に良いという結論に達しました。
材料はシナランバーを使います。
色味はほとんど白に近い明るい仕上がりが希望です。
シナランバーはもともと白っぽい木なので、製作当初は妻の希望で塗装はしなくていいと言われていました。
木材の素地の感じを大事にしたいのも理由の一つです。
ただ塗装をしないと木の表面に傷がつきやすいですし、経年により木の色味が変わる事が想像できます。
そこで、塗装はやはりしないといけないのですが、木の素地感を活かしたいので当然「ペンキ」はNGです。
妻が特に嫌っている塗装は「ウレタン塗装」のようなツヤツヤの質感です。
オイルフィニッシュとは?
そこで、オイルフィニッシュです。
オイルフィニッシュに使うオイルとは「乾性油」という乾くと固まる性質の油が主成分で、木の表面に塗膜を作らず、オイルが木に浸透し「酸化重合」という化学変化を起こし木材の内部で硬化します。
木の表面に塗膜を作らないのでウレタン塗装のようにはツヤツヤにはなりませんし、木目もそのまま残るので木の素地感を活かすことができます。
ワトコオイルナチュラルは時間が経つと色味が変わる
材料は違うのですが、ラワンベニヤを使ったお道具箱に実験として、ワトコオイルのナチュラルを塗りました。
質感は理想通りだったのですが、色味が黄色っぽくなってしまいます。
これを塗ったのは今年の1月です。
約半年経った写真がこちら。
だんだん黄色味が濃くなっている気がします。
このくらい黄色いと理想とはすこし遠いです。
※ この項目の画像2点は撮影環境も違いますし、閲覧環境により見え方が異なると思いますので参考程度に、、、
ワトコオイルのホワイトとナチュラルを比較
そこで、ワトコオイルのホワイトを試してみました。
ナチュラルと比較してみましょう。
材料はシナランバーで、紙やすり(240番)でやすりがけしてあります。
ほとんど違いはありませんが、ナチュラルは木目が際立つような感じがします。
ホワイトは塗ってもナチュラルのように黄色くはなりません。
塗料もこんな感じで生クリームみたいな液体です。
ウエス(布)で薄く拭きながら伸ばすと、木目を活かしつつシナランバーの白さを保ちながら塗る事ができます。
ペンキのように木目が見えなくなるくらいまで、白くはありません。
まとめ
写真でみるよりも、ナチュラルとホワイトは結構違います。
ワトコのナチュラルだと、どうしても黄色くなってしまいますが、ホワイトは黄色くなりません。シナベニヤやシナランバーのような白っぽい木に塗る場合はホワイトを使った方が素地に近い色味で仕上がるので良いかもしれません。
テレビ台制作記