車の免許は持っているけど、車の運転ができない人いますよね?
いわゆる、ペーパードライバーです。
僕が正にペーパードライバーで、24歳のときに普通自動車の免許を取ったんですが、それから10年以上も車の運転をすることがありませんでした。
ずっと、東京近郊に住んでいたので、移動は電車やバスに乗ってしまえば平気なんですよね。
それで運転の機会が少なくなりペーパードライバーになってしまうという……。
おそらく、よくあるパターンではないでしょうか?
そんな僕ですが、最近ペーパードライバーを克服することができました。
ペーパードライバー歴が14年で、ペーパードライバーを克服して1~2ヶ月くらいです。
まだ、知らない道を走るのは少々不安です。
けど、知っている道を運転するなら、だいぶ自信がついてきました。
「知ってる道を運転できるだけでしょ? その程度で脱ペーパードライバーって言えるの?」という声が聞こえてきそうですが。
言えるでしょう……? だって、運転してるんだから。
というわけで、この記事は、なんとかペーパードライバーを克服したいと考えている人のために、僕が実際にやったこと、考えたことを紹介します。
ペーパードライバーを克服するためにやったこと
僕がペーパードライバーを克服するためにやったことは以下のとおりです。
- 自動車学校のペーパードライバー講習に行く
- 運転に慣れた人に助手席に座ってもらい運転する
- 中古車を買って練習する
- 出張タイプのペーパードライバー講習を受ける
正確には僕がやったのは、1と2です。
3と4はこれができれば、もっと良かったなぁ……という反省です、参考程度に聞いてください。
自動車学校のペーパードライバー講習に行く
僕がペーパードライバーを克服するために、まずやったことは、近所の自動車教習所に電話をすることでした。
もし、ペーパードライバー講習があれば、まずそれを申し込もうと思いました。
ところが、近所の教習所のホームページを見たんですが……、なんとペーパードライバー講習という名前のコースはありませんでした。
たぶん、田舎だからだと思います。
車が生活必需品の田舎でペーパードライバーになる人は少ないからなのかも……。
と、勝手に想像して、ビビりました。
それでも、車の運転はできるようにならないといけないので……、ワラにもすがるような気持ちとはこの事で、電話で事情を説明しました。
電話で聞いてみたら。
ペーパードライバー講習は無いが、ペーパードライバーの人でも1時限の教習料金で教習が受けられるとのことでした。
しかも、話を聞いていると僕みたいな人はそれほど珍しく無いようで、すこし安心しました。
1回の教習料金は¥5000でした。
それ以外は何もお金はかからないそうなので、さっそく、教習の予約をして教習をすることになりました。
教習所で久しぶりの運転をしてみて思ったこと
教官とすこし話をして、まずは教習所内をぐるぐるまわって一通りの運転をしてみよう、ということになりました。
教官に言われるままハンドルを操作しただけですが、左折、右折、車線変更、S字とかイロイロやらせてもらいました。
思ったよりもできて、「あれっ、問題ないかも?」と思いました。
うまくできなかったのは、バックの駐車がうまくできませんでした(今でも苦手です)。
1時間の教習を終えて、教官から「2回目の教習をやるかはお任せします」と言われました。
「どういうことだろう?」と思ったので聞いてみたら。
教官によると、人によっては2回、3回、4回……、も教習を受けて、それでも納得しないで、自信が持てず、ずーっと教習を受け続ける人がいるんだそうです。
その逆の人もいて、1回の教習で自信を付けて来なくなる人もいるんだとか。
教官と話していて思ったのは、教習所内を走っていてもあまり意味がないのかも……、ということ。
大事なのは公道を安全に走れるようになることです。
こうなったら、「一刻も早く公道で運転するしか無い」と思いました。
そう思ったんですが。
「ここ(教習所)でやらなきゃいけないのか?」という疑問が生まれました。
教習所でじゃなくても、運転の練習はできますからね。
教官から「2回目の教習をやるかはお任せします」という言葉と、ずーっと教習を受け続けるペーパードライバーの人のエピソードを聞いて、そう思いました。
というわけで、教習所での教習はこの1回きりで終わりにしました。
運転に慣れた人に助手席に座ってもらい運転する
次にやったことは、「運転に慣れた人に助手席に座ってもらい運転する」です。
というわけで、母に練習に付き合ってもらいました。
僕は車を持っていないので、車は母の車を借りて練習させてもらいました。
「慣れた人に助手席に座ってもらい運転する」のデメリット
すぐに気がついたんですが。
この方法は、ストレスが溜まります。
自分もですが、練習に付き合ってくれる相手も、です。
考えてみたら当たり前のことで、10年以上運転していないペーパードライバーが運転する助手席に座るのは不安なはずです。
僕なら、絶対に嫌です。
車が自分の車なら、なおさらだと思います。
奇しくも、母は数日前に新車を買ったばかりでした……。
そうなると、どうなると思います……?
「がらがらの道で練習しよう!」となるわけです。
対向車が全くない「広ーい道をドライブしよう!」とか、言うと思います。
(現に母にそう言われました。)
これでは、教習所内で練習するのとあまり変わりません。
のんびり、ドライブしながら慣れていこう……という人なら良いかもしれませんが、早く運転できるようになりたい! という人には向いていません。
とはいえ、「運転に慣れた人に助手席に座ってもらい運転する」という方法は、ペーパードライバーの克服方法としてスタンダードな方法だと思います。
というか、それ以外にベターな方法があまりない?
僕も「運転に慣れた人に助手席に座ってもらい運転する」という方法で、ペーパードライバーを克服しました。
中古車を買って練習する
こうすればもっと早く克服できたかもなぁ……という方法ががあります。
それは、安くてもボロくてもいいから「中古車を買って練習する」です。
先に述べたとおり、他人の車で運転するのは自分も、相手もストレスがたまります。
なので、自分の車を買って、運転に慣れた人に助手席に座ってもらおう、というわけです。
練習に付き合ってくれる人がいない?
でも、自分の車ですから、気兼ねしないで練習できますよね?
荒療治かもしれませんが、悪くない方法だと思います。
早く運転できるようになりたい! という人には向いている方法です
出張タイプのペーパードライバー講習を受ける
とはいえ、ペーパードライバーが1人で運転するのはやはり危険?
そうですよね。
もし、練習に付き合ってくれる人がいないなら、出張タイプのペーパードライバー講習があります。
出張ペーパードライバー講習を受けることができる人は、是非そうしましょう。
僕の住んでいる場所は、エリア対象外で残念ながら出張してもらえませんでした。
先に述べた通り、「運転に慣れた人に助手席に座ってもらい運転する」という方法は、ペーパードライバー克服の近道では決してありません。
なぜなら、その人が教えるのが上手な人だとは限らないからですね。
けど、教えるのが上手な人なら話は別です。
出張ペーパードライバー講習のメリット
「ペーパードライバーを克服したい!」 と考える人は運転したい目的がありますよね?
例えば、家から、ここまで行きたいとか、目的地があるはずです。
僕の場合は、自分の家から近所にあるホームセンターに行けるようになりたい、という目標がありました。
出張ペーパードライバー講習であれば、自分の家から目的地まで、という決められたコースを専門家のアドバイスを受けて練習することができるので、目的の達成はきっと早いはずです。
まとめ
では、この記事のまとめです。
というわけで、中古車を買って、出張ペーパードライバー講習を受けるのが、早くペーパードライバーを克服することができる方法だと思います。
安全だし、効率が良い方法だと思います。
コストがかかる方法だと思いますが。
僕の場合は、自動車学校に行ってペーパードライバー向けの教習を1回受け、何回か運転に慣れた人に助手席に同乗してもらい、1人で運転できるようになりました。
練習は1日15分~20分くらいで、期間は1週間ほどかかりました。
初めての1人運転はホームセンターの無料貸し出しの軽トラックで、かなりドキドキしましたが何とかなりました。
最後に。
「運転は慣れだよ」、と運転ができる人って、みんなそう言いますよね?
あれって聞いてて、正直、「慣れってなんだよ」って思ってイライラしませんか?
でも、今なら分かります。
「運転は慣れ」です。
付け加えるなら、「運転はやるかやらないか」です。
運転をする前に感じていた恐怖心は思い込みだったんだと、後で気が付きました。
車に慣れることと、恐怖心に慣れる、ということでしょうか。
これから、ペーパードライバーを克服したいと考えている人に何か参考になればうれしいです。
頑張っていきましょう。