カピ
将棋初段をめざして急戦対策の勉強をしています。
ネット将棋を初めたて頃、よく悩んだのが時間切れで負けになることでした。
僕は切れ負けには2パターンあると考えています。
一つは終盤で自分が勝勢なのに3〜7手の詰みがパッと分からず時間を使ってしまうパターンです。
これは詰将棋をたくさん解けば改善すると思います。
もう一つは序盤に時間を使いすぎてしまうパターンです。
将棋ウォーズの10分切れ負けではお互いに10分(600秒)の持ち時間があります。
将棋は大体100手前後で終局する事が多いので、自分の手番の時に一手にかけられる時間は単純に平均すると12秒(自分が50手、相手も50手)ということになります。
相手が手番の時は自分の時間は減りませんが、1手に12秒以上かけるのはすぐに切れ負けが見えてきます、それに時間はできるだけ終盤に残しておきたいです。
そこで、効果的なのは戦法をある程度限定する事と定跡の勉強ではないかと考えました。
やる事が分かっていれば、序盤に時間を使わなくて済みます。
ところで、将棋の勉強をしていて棋譜(きふ)が動いてくれればいいのになと思うことがありませんか?
将棋に強くなると脳内に将棋盤を召喚させて脳内のイメージで駒を動かすことができるそうですが、今の僕にはできません。
そこで、gifで棋譜のアニメーションを作ってみました。
というわけで、僕が勉強しているノーマル四間飛車の棋譜を動かしてみました。
前回はななめ棒銀でしたが、今日は「6五(4五)歩早仕掛け」の棋譜を動かしてみます。
【定跡】ノーマル四間飛車の急戦対策|相手がななめ棒銀の場合
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将棋初段をめざしてノーマル四間飛車の勉強をしています。
ネット将棋を初めたて頃、よく悩んだのが時間切れで負けになることでした。
僕は切れ負けには2パターンあると考えています。...
この局面から後手が急戦を仕掛けてきます。
この局面までの進行は以下の記事で書きました。
ノーマル四間飛車の定跡|相手が急戦の場合の対応【基本図】
カピ
将棋初段をめざして勉強中です。
ふだん将棋ウォーズで指しています。
ネット将棋を初めたて頃、よく悩んだのが時間切れで負けになることでした。
僕は切れ負けには2パターンあると...
参考にしたのはこちらの本です。
○ 6五(4五)歩早仕掛け
相手が△6五歩と突いてくる早仕掛け。
四間飛車側が後手番の場合は符号が逆になって4五歩早仕掛けと呼ばれます。
図は△6五歩まで。
ななめ棒銀でもそうでしたが、相手が仕掛けてきたこの歩を▲6五同歩と取るのは先手が不利になります。
・ ▲6五同歩と取るのは先手が不利
▲6五同歩と取った場合。
角交換されてから相手に飛車先の歩を交換され、苦し紛れに▲8八歩と受けても。
図は△7九角まで。
いいようにやられてしまったように見えます。
どう対応しても嫌なように見えます。
というわけで、△6五歩▲同歩とは取れないという事が分かりました。
・ △6五歩は取らないで駒組み→高美濃囲いへ
△6五歩は取らずに駒組みを続けて、囲いを高美濃囲いに発展させます。
・ △6五歩に▲同銀が攻めが続く好手
後手が△8六歩と歩を突き捨ててからの進行。
図は後手の△6五歩に対してずんずん強く▲同銀と取ったところ。
△6五歩に▲5七銀と下がっちゃダメなのかな?と思ったんですが。
▲5七銀と下がると角交換されてからの相手から飛車先を突破されてしまいます。
これはこれで悪くなさそうですが。
一方的に角交換から飛車先突破され龍も作られたのに、こっちは次に飛車も成れません。
△6五歩には▲同銀が攻めが続く好手です。
・ その後の進行
その後の進行はこのように。
結果図は▲3四歩まで。
この局面から3回、CPU対CPUで対局させたんですが、3回とも先手の勝ちでした。
3回とも出てきた手。
これも。
この後、飛車が逃げて、角切って、同金、▲3三銀△同桂、という展開になってました。
○ まとめ
この手が印象的でした。
△6五歩▲同銀△同桂と銀が取られるんですが、桂馬と歩の交換プラス後手は歩切れなので、この展開でも全然良いみたいですね。
銀≠歩桂+後手の歩切れ
次回は後手が棒銀戦法の場合を見ていきます。
そうそう。
記事内にある棋譜はこちらの本を参考にしたんですが、記事内にあるのはほんの一例に過ぎません。
あなたもこの本を見て勉強しませんか?