僕の趣味の一つが将棋なんですが、現在初段を目指して勉強しています。
いつも、将棋ウォーズというアプリで指しているんですが、最近やっと10分切れ負けで4級に昇級できました。
10分切れ負けはお互いに600秒(10分)の持ち時間で対戦するルールです。
ちなみに僕の将棋歴は以下の通りです。
- 小学校4年〜5年でクラスで将棋ブームが起こり友達同士で指すようになる。
- 親から詰将棋の本を買ってもらって解いたりもしたが、特に将棋に対して燃え上がることもなくクラスの将棋ブームが終わるとそれから将棋とは無縁になる。
- 藤井7段による将棋ブームに乗っかって、コンピュータ相手に将棋を指すようになる。
- 妻がなぜか将棋に興味を持ち、ルールを教えて久しぶりに人相手に指したら面白かったので、ネット将棋に興味を持ち、将棋ウォーズで指すようになる。
- 1ヶ月ですぐに5級になれたが半年以上5級のまま。
- 4級に昇級する。←イマココ
世の中には一気に強くなって1ヶ月で初段になる人もいるらしいので、5級の壁?でピンと来ない方もいると思いますが、僕は4級になるのに半年以上もかかってしまいました。
まさに壁でした。
というわけで、5級で苦戦している人もけっこういるんじゃないかな、と思ったので僕が4級になるために実践したことを紹介します。
奇襲と自分の大悪手は食らって覚える
将棋ウォーズを初めて1ヶ月ですぐに5級になれたんですが、そこから半年以上ずーっと昇級できませんでした。
将棋ウォーズは人相手に指す将棋なのでコンピュータ将棋では考えられない奇襲が飛んできたりするので、開始数手で投了なんて事がよくありました。
あと、コンピュータ相手の将棋だと「待った」ができるので、ふわっと大悪手を指して負けるなんて事もしょっちゅうでした。
こればっかりは、食らって、あるいは間違えて反省して覚えるしかないと思います。
たくさん負けて覚えました。
切れ負け対策
あと、コンピュータ相手の将棋と違うのは時間制限がある事です。
優勢、勝勢でも時間が切れたら、こちらの負けです。
僕の場合はこの切れ負けになる事が本当に多かったです。
悩んじゃうんですよね。
これも、コンピュータ相手の将棋に慣れてしまっていた事が原因だと思います。
相手はいくらでも待ってくれますからね。
切れ負け対策|戦法を限定する・定石の勉強
10分切れ負けはお互いに600秒考えることができます。
将棋は大体100手前後で終局するので、自分の手番の時は一手にかけられる時間は平均すると12秒ということになります。
相手が手番の時は自分の時間は減りませんが、1手に12秒以上かけるのはすぐに切れ負けが見えてきて不利ということになります。
もっと上のクラスではいないと思いますが、4〜10級くらいだと切れ勝ちを狙って意図的に早く指してる人達も相当います。
そこで、やってみたのは、戦法をある程度限定する事と定石の勉強です。
やる事が分かっていれば、序盤に時間を使わなくて済むと考えたからです。
僕の場合は四間飛車
戦法は振り飛車をよくやっていたんですが、四間飛車が合ってる気がしたので僕はノーマル四間飛車を中心に勉強しました。
待つ将棋です。
今も勉強中で現在進行形です。
こちらの本はkindle版があるのが良いところです。
その他の対策
四間飛車では対居飛車の急戦対策と、穴熊対策(藤井システム)を勉強することになるんですが、都合よく相手が居飛車で来るとは限らないんで、相振り飛車になった場合の対策も必要です。
あと、10数局に1回くらいある筋違い角の対策を勉強しています。
筋違い角は知らないと一撃必殺になるんで。
棋譜並べはPCでやるのがオススメ
5級の人だと脳内に将棋盤を召喚できる人はいないと思うので、棋譜並べはPCでやるのがオススメです。
進んで戻ってができるので分かりやすいです。
Windows版だとフリーソフトがいっぱいあると思いますがmacは選択肢が限られます。
僕はmacを使ってるんで将棋ぶらうざQを最近使ってます。
将棋の勉強は動画を観るのもオススメ
動画を見るのも良いと思います。
というか、今は将棋の勉強は動画で、という人はけっこういると思います。
僕も将棋系のYouTuberの動画や、日本将棋連盟の四間飛車講座とかを見まくって勉強しました。
将棋系のYouTuberの動画は戦法の名前とかで検索する簡単に見つかると思います。
ところが、定石は暗記してもあんまり意味ない
定石を勉強するようになって時間を使わずに済むようになり切れ負けの割合は減って、それまで3割だった月ごとの勝率は4割くらいになりました。
でも、ずーっと5級でした。
理由は単純で、あとになって分かったことなんですけど、定石は暗記しても一手一手の意味が分かっていないと十分ではないからです。
あと、勉強している局面に大体ならないから。
それで、困っちゃうんですよね。
強い人同士だとそうじゃないのかもしれないけど、素人対素人の将棋の変化は無数に存在するからです。
将棋の勉強の王道|結局は詰将棋を解くのが1番
そこで、次にやってみたのは詰将棋を解くことです。
もともと、3手詰めはボチボチやっていたんです。
上のシリーズはkindle版があったのでポチりました。
ちょうど一冊読み終えたので、じゃあ次は5手詰めを買ってみようかな?と思っていたら、たまたま、Amazonで同シリーズが安売り(当時)していたんです。
最初は5手詰めだけを買おうかなと思ったんですが、安いからいいやと思って、軽い気持ちで1手詰めも試しに買ってみたら、これが良いキッカケになりました。
1手詰めをパッと見て解けるようにする
「え?1手詰?そんなの分かるよ、自分には必要ないね」と思った方はかつての僕と同じです。
というのは、5級になる人は将棋のルールや駒の動かし方は完璧にマスターしているはずなので、自分には必要ないと感じるからです。
それ分かります。
僕もそうでした。
でも、1手詰をやってみるとそれは慢心だったことにすぐ気がつきました。
大体は、パッパッパッパッとすぐ解けます。
ところが、、、
「あれ?何だコレ?」と、一瞬戸惑う問題があるんです。
1手詰めは時間をかければ分かるのは当たり前
1手詰めはちゃんと時間をかけて考えれば解けるのは当たり前です。
10分切れ負けは平均12秒しか自分の時間がないので、パッと見て解けないと意味がないんです。
「これはマズイな、、、」と直感的にそう思いました。
なぜかというと、今までの自分の対局を振り返ると、あとで感想戦をやってみて「あーここで詰んでたじゃん」「なんで見逃しちゃったんだろう?」という詰みがあった局面を見逃すことが多々あったからです。
あーもう!これだよ、絶対にこれ!
自分に足りなかったのは1手詰だったことに気がつき、かなりショックでした。
僕だけ?いやいや僕だけじゃないはず。
3〜5手詰|分からなかったすぐに答えをみる
定石のお勉強と違って詰将棋の答えは1つです(たまにそうじゃないこともあるけど)。
分からなかったら、ウンウンうなって考えるよりもすぐに答えをみて「あーそうなんだ」という風にたくさんの問題に触れたほうがいいみたいです。
分からなかったから答えをすぐ見る。
暗記に似てますね。
僕なりの詰将棋勉強法
さあ、詰将棋を解こう!さあやるぞ!では僕の場合は苦痛でした。
理由は僕、勉強嫌いなんですよ。
つまり「今日は何問解くぞ!スタイル」ですね。
正にお勉強。
5分時間制限スタイル
これでは、どうも僕には苦痛だったので、やってみたのが「時間制限スタイル」です。
この時間はやる、これ以上はやらないというスタイルです。
具体的には5分1手詰をやる→5分3手詰をやる→5分5手詰をやる→終了、という具合です。
これだと、勉強感がありません。
詰将棋をやるようになって、1ヶ月ですぐに月別の勝率が上がりました。
月別の勝率も初めて勝率5割に到達しました。
うれしかったー、2回に1回は勝ちですから、気分が良い。
これで晴れて4級にもなれました。
まとめ
結局のところ、将棋に強くなるには詰将棋をたくさん解くのが近道だということが分かりました。
この記事を見ている5級以下の人は1手詰めを見直すのは、けっこうオススメです。
意外とパッと分からない問題もあるんですよ。