我が家ではヨーグルトメーカーではなく、低温調理器でヨーグルトを作っています。
ヨーグルトメーカーも持っているんですが、いろいろな理由で低温調理器に切り替えました。
最近になって、自分なりのベストな作り方が確立したので、紹介させてください。
低温調理器でヨーグルトを作る3つのメリット
まず、なぜヨーグルトメーカーではなく低温調理器で作るのか、そのメリットを紹介します。
以下の3点がポイントです。
- 保存容器の消毒が不要
- 1度に大量に作れる
- ビニール袋で作る方が簡単
1. 保存容器の消毒が不要
低温調理器で作る場合はジップロックなどのフリーザーバッグや耐熱ビニール袋を使うため、保存容器の消毒が不要です。
ヨーグルトメーカーによっては牛乳パックでそのまま作ることができますが、牛乳パックで作る方には関係ない話かもしれませんが、プラスチック容器を使って、作っている人はいませんか?
僕も使ってました。
以前はプラスチックの保存容器で作っていたんですが、作るたびに熱湯消毒をしていました。
慣れれば気にならない作業かもしれませんが、振り返ってみると手間がかかっていたなと思います。
それが、不要になるのは本当に楽です。
「なぜ、牛乳パックで作らないのか?」
という声が聞こえてきそうですが、牛乳パックで作る場合は、牛乳を飲む用とヨーグルトを作る用で、2種類の牛乳を用意する必要があって、これが意外と面倒です。
牛乳パックごと作れるのは楽なんですが、それによって手間もあるわけですね。
そこで我が家では、スキムミルクを常備してヨーグルトを作るようにしています。
粉なので、長期保存ができてストックしておけます。
それに、スキムミルクは牛乳よりもコスト的に安いという利点もあります。

2. 1度に大量に作れる
ヨーグルトメーカーだと1度に1Lしか作れませんが、低温調理器なら一気に大量に作れます。
我が家では2Lほどを一度に作っています。
ヨーグルトメーカーで作っていたときは、週2~3日くらいのペースで作っていましたが、低温調理器で作るようになって週1回作ればよくなりました。
上の画像は、2L(1L×2袋)を低温調理中の様子です、袋の容量はまだ余裕があり、鍋の大きさをもっと大きくすれば、もっと大量に作れます。
3. ビニール袋の方が作業しやすい
最後に、これも地味に重要なポイントですが、ビニール袋の方がプラスチック容器より作業がしやすいです。
上の画像を見ての通り、左のプラスチック容器は口が狭く、ビニール袋だと口を大きく広げられます。
ヨーグルトを作る際、水、スキムミルク、ヨーグルト(種菌)を混ぜますが、口が狭いプラ容器だとちょっと混ぜにくいんですよね。
それに、我が家はスキムミルクを使うので、作業中に粉が飛び散るので掃除が大変でした。
その点、ビニール袋は口が広いので、材料を入れて混ぜる作業が簡単でストレスがありません。
低温調理器を使ったヨーグルトレシピ
最後に、我が家で実践している低温調理器を使ったヨーグルトのレシピをご紹介します。
材料
- スキムミルク 大さじ7~8杯(約100〜110g)
- 市販のプレーンヨーグルト 1個
- 水 1〜1.2L
スキムミルクは正確に計量しなくても大丈夫です。
スキムミルクは当初は正確に計量して入れていたんですが、面倒になってきたので、何度か試しみた結果大さじ7~8杯で100~110gになることが分かりました。
スキムミルクは粉10gを90mlの水で溶くと、100mlの無脂肪牛乳と同じくらいの濃さになります。
市販のヨーグルトは、裏の表示に「はっ酵乳」「発酵乳」と書かれている、プレーンヨーグルトなら何でもOKです。
固形でも飲むタイプでもどちらでも構いません。
作り方
材料を保存袋に入れる
保存袋に材料を入れます。
ちなみに、保存袋はマチ付きのものを使うと安定しやすいです。
保存袋のオススメは キチントさん マチ付きフリーザーバッグ L です。

袋ごと大きめのボウルに入れて作業すると安心
マチ付きフリーザーバッグが安定しやすいとはいえ、液体の状態では倒れやすいので、袋ごと大きめのボウルに入れて作業すると安心です(何度か悲劇を経験してこの方法にたどり着きました)。
ヨーグルトになるとちゃんと立ちます。
数あるフリーザーバッグの中でもこれにしている理由は大きさと、マチ付きであることが理由です。
色々探したんですが今のところ、これがベストだと思います(2024-10現在)。
材料を入れる順番
どうでもいいことかもしれませんが、材料を入れる順番があります。
僕はいつも、水→スキムミルク→ヨーグルト→水の順番で入れています。
最初に水を半分(500〜600ml)入れると袋が立ちやすくなり、スキムミルクが飛び散りにくくなるからです。
材料をハンドブレンダーで混ぜる
材料をすべて入れたら、保存袋の中身を泡だて器で混ぜます。
僕は先端パーツが変えられるハンドブレンダーを使っています。
ハンドブレンダーを使うと、スキムミルクをぬるま湯で溶く必要がなくなり、かなり便利です。
ハンドブレンダーは必須ではありませんが、より面倒さを解消したい人は購入をオススメします。
低温調理器で加熱
保存袋の中の空気を抜きつつ、低温調理をする鍋の中に保存袋を沈めます。
保存袋内が液体なので、空気はカンタンに抜けます。
- 温度 43℃
- 時間 8時間
温度設定はヨーグルトメーカーと同じです。
温度は42~43℃と低温なので、すぐに設定温度に達します
後は待つだけです。
鍋の温水の予熱を利用する方法
いろいろ試した結果、低温調理した鍋の温水の予熱を利用する方法を発見しました。
色々試してうまくいった設定は以下のとおり。
- 温度 43℃
- 時間 3時間
- 鍋に蓋をして6~8時間
低温調理器を43℃で3時間セットし、その後鍋にフタをして半日以上放置する、という方法です。

鍋の温水の予熱を利用
放置時間は低温調理をしていた鍋の温水の予熱を利用します。
まとめ
というわけで、低温調理器を使ってヨーグルトを作る理由と、そのメリットについて解説しました。
-
保存容器の消毒が不要
-
1度に大量に作れる
-
ビニール袋の方が作業しやすい
低温調理器で作る方法は、ヨーグルトメーカーでヨーグルトを作っている人のお悩みを見事に解決していると思うんですが、どうでしょう?
以上、参考になれば。