私事ですが、32歳になりました。
32はもう子供じゃあ、ありませんね。
さて、誕生日という事なので、誕生日プレゼントなんですが、妻にちょっと良い包丁をリクエストしました。
我が家では料理は僕の担当です。
1人暮らしの時もほぼ毎日自炊していましたが、簡単に済ませていましたし、特に包丁にこだわるような事はありませんでしたが、毎日、しかも家族のために作るようになると心境も変わるモノですね。少しだけ良い包丁が欲しくなったわけです。

ニトリの三徳包丁
今まではニトリの三徳包丁を使っていました。
これを選んだ理由は洗いやすいからです。
この持ち手から刃に繋がる部分の段差がなだらかな事がポイントです。
この段差が極端にあると洗いにくいんです。
家庭用で使う包丁の選び方
さて、包丁を買ってもらえる事になりましたが、具体的な選び方が分かりません。
色々調べていたら、家庭で使う包丁は次の2種類から選ぶと良い事が分かりました。
- 三徳包丁
- 牛刀
両者の特徴を調べて、比較してみました。
三徳包丁
三徳包丁とは、西洋から流入した牛刀と、日本の家庭で広く普及していた菜切包丁を合わせた良いとこどりの包丁。
野菜を切る時に使う日本の伝統的な包丁、菜切包丁。
明治維新以降、日本でも肉が食べられるようになり、西洋から流入した牛刀。
戦後、高度経済成長期に入り一般家庭でも洋食が食べられるようになった事で生まれたのが、三徳包丁の起源。
肉も野菜も魚も切れるから三徳なんだそうです。
良い点と良い点を組み合わせて新しい物を作る、日本人はそういうの本当に上手ですね。
形の特徴は先端の丸いカーブ部分。
牛刀
牛刀は三徳包丁に比べるとすらっとした刃先なのが特徴。
牛刀という名前だけど、海外では肉も野菜も何でも切れる万能な包丁として使われている。

図上 牛刀|図下 三徳包丁
形の特徴は先端の鋭さ。
牛刀は三徳包丁と比べるとかなり鋭い形をしている事が確認できます。
三徳包丁と牛刀どっちが良い?
さて、両者の違いは何となく分かりました。
ですが、具体的にどっちがどう良いのかよく分かりません。
というわけで、こういう時はプロの意見を参考にした方が一番です。
料理人の方が書いてるブログを参考にしました。
牛刀が良いようです。
その理由は、、、
調理では、刃先を多用することが多いからです。
例えば肉の筋を切ったり食材のビニール袋をサッと切り開けたり。
引用元
未来食堂日記(飲食店開業日記)
「確かに!」と思いました。
今まで気にした事なかったけど、刃先を使う事は多いかも。
僕が使っていた、切れなくなった三徳包丁はすっかり刃先が丸くなり、お肉のパックのラップ部分を突いても切れない事があってイライラしていました。
僕は今まで牛刀を使った事がありませんでしたが、この記事を読んで牛刀にしようと決めました。
藤次郎 牛刀 210mmを使ってみて
というわけで、妻にポチってもらった、包丁が届きました。
なんか、、、俺は妻に凄いものを買ってもらったんじゃないか?
こんな箱に入った包丁を買った事がありません。
「短刀でも入ってるんじゃないか?」と思いましたが、大丈夫。
入っていたのは包丁でした。
買ってもらったのは「藤次郎 DPコバルト合金鋼割込 口金付 牛刀 210mm」です。
刃も丈夫でよく切れ、調理の現場でもよく用いられているという、ポピュラーな包丁のようです。予算もこのくらいの価格帯を考えていたので丁度いいと感じました。
大事なポイントですね、持ち手から刃に繋がる部分の段差もなだらかです。
長さをどうするか一番悩みましたが、結局210mmにしました。
少し長いと感じましたが、せっかくプロが使う道具を使うんだから、砥石で研いで手入れをしながら使っていく事を考えていたので、、、
それであれば手頃と感じる刃渡りより数センチ長いものがお勧めです。
引用元
未来食堂日記(飲食店開業日記)
なるほど、だったら210mmでいいのかなぁと。
あと、刃渡りが長い方が大きいお肉を切る時に便利なようです。これも理由の一つ。
今まで使っていたニトリ三徳包丁の刃の長さ160mmで、藤次郎は210mmですから50mmも長いです。
長さはすぐ慣れる、むしろ包丁が切れすぎる事に戸惑う
長さは最初は戸惑うかなあと思ったんですが、僕の場合はこの包丁の圧倒的な切れ味の方に戸惑いました。
もう、切れすぎるくらいに切れるんです。
初めてキュウリを切った時はキッチンで一人笑いました。
切れすぎて包丁に気を使うようになる
毎日、お家で料理される方なら分かって頂けると思うんですが、ふだん料理中に包丁に気をつける事ってありますか?
僕らプロじゃないんですし、料理なんて片手間にやるじゃないですか?
料理なんてTVみながら鼻歌うたいながらやりますよね。
あるいは洗濯しながらとか、片手にビールでも飲みながらやるモノですよね?
藤次郎はもう、あまりにもよく切れるので最初の一週間くらいは包丁に気をつけて恐る恐る料理するようなりました。
「ちゃんと集中してやらないと、藤次郎に斬られるかもしれない、、、」 そんな感じでした。
藤次郎の切れ味の恐怖心にやっと慣れてきた頃、ある時カボチャを切ろうとした時です。
切れるとはいえ、歯こぼれがしにくいとはいえ、相手は切りにくい野菜の代表的な雄であるカボチャです。
カボチャみたいに硬いモノは歯こぼれが心配だったので、ニトリの包丁でカボチャの皮をむく事にしました。
カボチャの皮をむいていた時です。
「あれ?短いな?」
思わず、口にしてしまいました。
包丁を使う事の恐怖心が勝ってしまい、僕は今まで使っていたニトリの包丁に比べて藤次郎が50mmも長い事を忘れていました。
だから、長さに関しては慣れです。
まとめ
というわけで、 包丁を選ぶ時に重要視したポイントを書いてみました。
藤次郎、無茶苦茶切れますよ。
次回は、包丁研ぎに挑戦したのでその時の事を書きます。
