最近、寒い日が続きます。
あまりにも寒かったのか、ついに我が家で蛇口をひねってもお湯が出ないという事件が起きました。
「朝、お湯が出ない問題」です。
けっこうシンプルな方法で解決したので紹介します。
水は出るのにお湯が出ない?|原因と対処法
朝8時の時点でお湯が全く出ない状況でした。
正午くらいになって、蛇口をひねってみると「ちょろちょろ」と出るようになり、夕方になって再び蛇口をひねってみると、やっと通常通りお湯が出るようになりました。
状況から考えると「水道管が凍ってつまってしまったんだな」と思ったんですが、水は普段と同じように出るんです。
水道管が凍ってしまったのに、冷水がフツーに出るのは不自然です。
水は出るのにお湯が出ない仕組み
「水は出るのに、お湯が出ない?なぜ?」
蛇口からお湯が出る仕組みについて考えた事がなかったので、すぐには分からなかったんですが、調べてみるとガス給湯器の配管が原因だと分かりました。

水は出るのにお湯が出ない仕組み
図にするとこのようなイメージです。
冷水は蛇口をひねると水道管から直接出てきますが、温水はガス給湯器を経由して温められてから蛇口から出てきます。
冷水は出るのに、温水が全く出ないのはガス給湯器の配管内の水が凍ってしまっていると考えられます。

ガス給湯器
ガス給湯器を見てみると配管が外に出ています。
一応凍らないように対策がされた跡はあるので、過去にも凍って温水がでなくなった事があるんでしょう。
凍ってしまった場合は?
さて、ガス給湯器の配管が凍ってしまった時は自然解凍がベターです。
配管にお湯をかけて溶かす方法もあるようですが、配管やバルブの破損の原因になるようです。
配管が凍ってしまったら「ジタバタしないで自然に溶けるのを待つ!」
つまり、素人が考えるべきは配管が凍らないように手を打つしかありません。
ガス給湯器の配管の凍結予防
色々調べてみると、給湯器の配管の凍結対策には以下の方法があるようです。
- ガス給湯器の凍結防止機能を使う
- 配管自体に防寒材を巻きつける
- 配管の水抜きをする
- お湯の蛇口から水を流しっぱなしにする
ガス給湯器に凍結防止機能が備わった製品もあるようなんですが、残念ながら我が家の給湯器にはありませんでした。
我が家の場合は配管自体の防寒対策はすでに施されていました。
となると、残された手は「配管の水抜き」か「水を流しっぱなしにする」方法なんですが、後者の方が簡単そうなので「お湯の蛇口から水を流しっぱなしにする」方法を試してみました。
お湯の蛇口から水を流しっぱなしにする

室内の給湯器の電源をオフ
やり方は室内の給湯器の電源をオフにします。
あとは、蛇口のお湯側をひねって出しっぱなしにします。
我が家では、夜寝る前に出しっぱなしにしています。
水の量なんですが、ポタポタ落ちる程度の量では途中で水が止まってしまう事が分かったので、「ポタポタ」と「ドバドバ」の間「ツーッ」くらいにしました。
一晩流しっぱなしにした場合の水の量と水道料金

「ツーッ」状態で流れる水の量
さて、気になるのが一晩流しっぱなしにした場合の水の量と水道料金です。
「ツーッ」状態で流れる水の量は数回測ってみた結果、1分で300ml〜450mlくらいでした。
「ツーッ」状態の加減次第で誤差があります。
仮に1分で400mlの水が流れた場合、1時間で24000mlの水が流れます。
24000mlは24Lです。
- 400 x 60 = 24000
- 24000ml = 24L
仮に夜の12時から朝の7時まで(7時間)流しっぱなしにすると、、、
- 24 x 7 = 168L
単純に計算すると、168Lです。
水道料金の領収書をみると、水道の使用量はm3(立方メートル)で書かれています。
1m3は1000Lです。
仮に30日、毎日毎晩、決まった時間、流しっぱなしにした場合は、、、
- 1m3 = 1000L
- 168L x 30日 = 5040L
- 5040L = 5.04m3
なんと!5040L !!!
つまり、5.04m3!!!
すげー使うんだー!
、、、と思ったら、いつもの水道使用量に5.04m3足しても、ざっくりとですが、いつもの水道料金のプラス¥2000くらいにしかなりませんでした。
2ヶ月分でプラス¥2000です。
「ツーッ」状態で流しっぱなしにした場合にかかる料金は一晩(7時間)¥33くらいという事になります。
この時期は夜寝る前は流しっぱなしにしましょう、、、お湯が出ないよりマシです。
※ 水道料金は住んでいる地区によって違います。
住んでいる市町村区 上下水道料金早見表 とかでググってみてください。
まとめ
夜寝る前に給湯器の電源を切り、お湯側の蛇口を「ツー」状態にする。
たった、これだけの事なんですが我が家の「朝、お湯が出ない問題」は解決しました。
水道料金は住んでる場所によって結構違うと思いますが、水も工夫して溜めて、洗濯やお風呂に利用すれば、そこまで負担にならないのではないでしょうか?