PCの作業環境をガラッと変更しスタンディングデスクにしました。
キーボードとマウスを置くスペースが宙に浮いてるのがポイントで、モニターアームを改造して自作したキーボードアームがポイントです。
アームを使えば立ち作業に、アームを奥側に引っ込めれば座って作業できます。
もともとは、横位置デュアルアームを使ってこんな感じにして作業してました。
これを簡単にスタンディングデスクにしたい……と考えまして。
アームの位置を1番高くして、キーボード、マウスも高い位置になるようにしたのがコレ(↑↑↑)です。
木工作業用のウマの上に板や箱などを乗せて高さを調整しています。
「なんで、こんなことしようと思ったの?」という声が聞こえてきそうなので、説明します。
私ごとですが、ぎっくり腰をやってしまいまして、座ってのPC作業がキツかったからです。
イロイロ工夫してみた結果、ぎっくり腰でも、立っての作業はできることに気がつきました。
やむにやまれずの簡易スタンディングデスクがこれです。
この環境にして、1週間程度で腰は良くなったので、元に戻してもいいんですが、また腰を痛めるかもしれないのでPC作業はこれからも立ったままできるようにしたいと考えました。
というわけで、今、持っているモニターアームを再利用し、少し買い足し、工夫して思い描いた作業環境にすることができました。
今回のDIYでメインになるのはキーボードアームの自作なので、そのときの様子を中心に紹介します。
自作キーボードアーム|改造に使用したモニターアーム
今回のDIYでポイントになるパーツがモニターアームです。
モニターアームはモニターを宙に浮かしてデスクスペースを広くしたり、複数のモニターを使いたいという人のためのパーツです。
今回のDIYで僕は縦並び2アームのモニターアームを買い足しました。
僕は、立ち作業をメインにしたいので、ロングポールタイプ(高さ90cm)を選びました。
1本のポールに複数のアームを取り付けたいと思ったのでポールの太さも重要です。
僕が持っていた横位置デュアルアームのポール直径は35.4mmだったので、ちゃんと商品紹介の欄にポールの直径(35.4mm)が書いてあったので、コレにしました。
ポールの直径なんて、統一された規格なのか?それとも、誰も気にしないからか、ちゃんと明記されているヤツは安物ではほとんど無かったので迷いました。
モニターアームは探せばもっと安いモノもあるんですが、細かい寸法、詳細が書いていないモノがほとんどなので、レビューを参考に探ってみてください。
キーボードアーム化した横位置デュアルアームはこのようなヤツです、僕が持っているヤツは10年前に買ったやつで、メーカー不詳です。
参考まで。
モニターアームに板を取り付ける
さて、モニターアームをキーボードアーム化するといっても、アームにモニターではなく板を取り付けるだけのカンタンなDIYです。
アームに取り付ける板はMDFボードを使いました。
板をボンドで貼り合わせる
seria(100均)で売ってたMDFボード(45x30cm)が、使っているキーボードの幅とほぼ同じ(44cmくらい)だったので、実験でそのまま使ってみました。
板の厚さは5mmです。
試しに5mm板1枚でしばらく使ってみたんですが、5mmだとしなって使いづらいことが分かったので、後日1枚買い足して板2枚をボンドで貼り合わせて10mmにしました。
リストレストを作る→取り付ける
リストレストを取り付けて、角を丸める加工まで終わったのがこんな感じです。
リストレストは1×4(ワンバイフォー)で作りました。
1×4(ワンバイフォー)は、リストレストとして丁度いい厚さなので切って角を丸めるだけでソレっぽい感じになるのでオススメです。
パッと見、売ってるウッドリストレストとほぼ、変わらない感じになるのでリストレストは自作がオススメです。

リストレストの角を丸めたいのでマスキングテープをガイドに線を引きました。
リストレストと貼り合わせた10mm板を木ねじで裏から固定します。
木ねじは25mmスリムビスを使いました。
ねじ止めまえに皿取りキリか下穴ドリルで下穴をあけると仕上がりがキレイです。
角を丸める加工をしたいので、まず大雑把に角をのこぎりで切ります。
角をヤスリで削ってこんな感じです。
完成したキーボード台に試しにノートPCを乗せてみました。
ノートPC用の作業台にも使えると思います。
キーボード台とモニターアーム台座パーツをねじ止めする
自作したキーボード台にアームの台座パーツをねじ止めします。
アームの台座パーツ裏から、ナベ頭のネジで固定しました。
裏から台座パーツごしにねじ止めするので、ネジ頭の接地面が平らじゃないとうまく固定できないので、ナベ頭かトラス頭のネジを使うと良いと思います。
自作したキーボードアームを取り付ける
モニターアームから台座パーツを取り外します。
キーボードアームを取り付ける前です。
モニターは90cmのロングポールに縦並びで2アーム使って固定。
同じポールに横位置デュアルアームを取り付けています。
左アームがキーボード台、右アームにマウス台を取り付けます。
こんな感じで取り付けました。
まとめ
というわけで、キーボードアームを自作したときのことを紹介しましたが、参考になりましたか?
予想以上に快適なPC作業環境になりました。
もっと、早くやっておけば良かったです。
キーボードアームの自作前にイロイロ考えたことを最後に紹介します。
こういうのを買ってもよかったな……というのを。
1番良いのはスタンディングデスクを買えばいいんです!
でも予算がね……。
買うならこういうタイプが欲しいです。
電動昇降式でデスクを自分の好きな高さに調整できるヤツです。
カンタンに済ませたいなら、今あるデスクをスタンディング環境にするのが1番ラクだと思います。
デスクに乗っけるだけのヤツです。
コストも1番安く済みます。
ちょっと、心惹かれたのは「電動昇降式のスタンディングデスクの脚」だけが売ってます。
上に乗せる天板を工夫すれば自分好みのデザインにできるのがイイですね。
DIY好きのユーザーをよく分かっているような気がします、予算が許すならこれが第1候補でした。
それでは、参考まで。