肩ひもが短い……、肩にかけづらいトートバッグを使っていて、「肩紐がもう少し長かったらな……」「斜め掛けできればいいのに……」と思ったことはありませんか?
僕はあります。
僕は普段、自転車で移動することが多いのですが、買い物をしていて、買い物の量が多いと荷台に乗り切らないときもあります。
そんなとき、この肩ひもが活躍します。
トートバックに取り付けるとこんな感じで、ちょうど、肩に斜めに掛けることができるようにしています。
ひもの長さは調整できます。
肩に斜め掛けにすることで両手がフリーになるので、安全に自転車に乗ることができるというわけです。
というわけで、「トートバッグを斜め掛けにする肩ひもの作り方」を紹介します。
肩ひも作りに必要な材料
使う材料は以下の3つです。どれもホームセンターやアウトドア用品店などで手軽に手に入ります。
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パラコード
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自在金具
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テントクリップ
パラコード
パラコードはテントを張るときに使うロープのことです。「ガイロープ」と呼ばれることもありますが、どちらもほぼ同じものです。
アウトドア全般で使われることが多く、丈夫な細いロープです。 アウトドア用品店でも売っていますが、ホームセンターでも購入できます。 今回は太さ4mmのものを使います。
4mmは太すぎず細すぎず、アウトドアでよく使われる太さです。
自在金具

自在金具
自在金具は、パラコードの長さを簡単に調整するためのパーツです。
「自在結び」というロープの結び方を置き換えたもので、金具の位置をずらすだけで、パラコードの長さを簡単に調整できます。
自在結びができる方なら、このパーツがなくても作れますが、金具を使ったほうが簡単です。
こちらもアウトドア用品店やホームセンターで購入可能です。
4~6mmのロープに対応したものを選びましょう。
テントクリップ

テントクリップ
テントクリップは、テントやタープを挟むために使うクリップで、アウトドア用品の一つです。
本来は、金具がついていない防水シートやグランドシートを固定したいときに使います。
つまみ部分がネジになっていて、ハサミ口の開き具合をネジで調整できます。
こちらもアウトドア用品店やホームセンターで購入可能です。
肩ひもの作り方
作り方といっても、それほど複雑な工程はありません。 以下の3ステップで簡単に作ることができます!
1. ロープを切る
まず、パラコードを170~180cmの長さに切ります。
ロープを2つに折ったときの長さが、肩紐の最短の長さになるので、好きな長さに調整してください。
170~180cmで切った場合、85~90cmが最短の長さになります。
ハサミで切った後、切り口がほつれるので、ライターで軽くあぶって端を固めておきましょう。
写真の上のロープがライターであぶったもので、下がハサミで切ったままのものです。
このままだと、ほつれてしまうのでライターであぶります。
2. 自在金具にロープを通す
次に、ロープに自在金具を取り付けます。
自在金具の穴にロープを通すだけですが、金具の向きに注意してください。
向きが逆だと、ロープの長さ調整ができなくなります。
3. テントクリップをロープに結ぶ
最後に、テントクリップにパラコードを取り付けて完成です。
パラコードの結び方については以下の本を参考にしました。
まとめ
というわけで、思いつきで作ってみた「トートバッグを肩に斜めにかけて使える肩ひも」の紹介でした。
このアイデアが生まれたきっかけは、アウトドアでタープを張るときに使っていたパラコードと自在金具が手元に余っていたこと。
そして、たまたまホームセンターでタープクリップを見つけたことでした。
まだまだ、色んな使い方ができると思っています。