今日はホームセンターに売ってる合板(ごうはん)について解説します。
ベニヤとか、ランバーコアとか呼ばれる板です。
合板は安いので、DIY木工の定番材料です。
ベニヤとランバーコアの違い
ホームセンターに行くと色んな種類の板が売ってますよね?
では、ベニヤとランバーコアの違いをご存知でしょうか?
僕は言葉は知っていたんですけど、この記事を書く前は恥ずかしながら正確な意味を知りませんでした。
きっかけは、作りたいものがあってホームセンターに電話をして、板の在庫を聞く時に気がつきました。

シナベニヤの21mmってありますか?

シナベニヤですか?
18mmならあるんですけど、、、
シナランバーじゃだめですか?

???
ベニヤ
まず、そもそもベニヤとはなんでしょう?
ベニヤとは丸太の木を外側から薄くスライスした木材のことを言います。
イメージとしては丸太を大根のカツラむき状態にしたモノをベニヤと呼びます。
合板(ごうはん)
では、合板とはなんでしょう?
合板とはベニヤを層にして積み重ね、接着剤で貼りあわせて一枚の板にしたモノの事です。
木目の方向を一枚ごとに交差させてあるので、薄くても丈夫で反りにくく、割れにくいのが特徴です。
後述するシナベニヤやシナランバー、ラワンランバーとかもざっくりいうと合板の種類のひとつというわけですね。
シナベニヤ

シナベニヤの表面
シナベニヤとは表面にシナの化粧板を貼った板の事です。

シナベニヤの断面 6mm
板の断面(木口)を見るとベニヤの層が見えます。
層ごとに木目の方向が交差するように貼り合わせてあります。
だから、板が反りにくく、丈夫です。
中の層は大抵はラワン材が使ってありますが、中の芯材もシナを使った共芯(ともしん)と呼ばれるモノもあります。
ホームセンターで見かけるのはシナベニヤは大抵、芯材はラワンですね。
ラワンベニヤ
シナベニヤは表面がシナ材でしたが、表面がラワンならラワンベニヤです。
カツラむき状態にしたラワンのベニヤを層にした合板です。

ラワンベニヤ

ラワンベニヤ 2mm
コンパネ
ついでに調べました。
理由は安くて頑丈なので、僕がよく使っている材料だからです。
でも、何でコンパネって言うのか知りませんでした。
なんで?コンパネ?
理由はコンクリートの型に使うからなんですね、コンパネのコンはコンクリート。
湿度に強い接着剤を使ってあるようです。
今まで、ラワンの兄弟くらいに思ってました。
安くて丈夫なんで作業台の天板にしたり、丸ノコ定規みたいな治具を作る材料にオススメです。
僕はこれで作業台を作ったり、ベッドを作った事があります。

コンパネ 12mm
ランバーコア
ランバーコアとは中の芯材の事です。
合板の厚みを稼ぐために、芯材に木片を使っているモノ。
表面がシナならシナランバー、ラワンならラワンランバーです。

シナランバー 21mm
シナベニヤとシナランバーの比較
同じ厚みのシナベニヤとシナランバーを比較してみました。
価格
同じ厚みの場合、シナランバーの方が安いです。
もっと早く知っておけば良かった、、、
重さ
同じ厚みの場合、シナランバーの方が軽いです。
強度
これはどうなんでしょう?
イメージでは層ごとに木目の方向を変えて貼り合わせてあるシナベニヤの方が、反りにくく丈夫だと思うんですが?
ランバーコアはどうなんでしょう?
ランバーコア=分厚いので、構造次第だけど容易に反ることは無いような気がします。
※ この項目は分かり次第追記します。
まとめ
シナベニヤって結構高いので、あまり手を出さなかった材料なんですが、これからはランバーコア材を使います。

分厚いのに安いというのはDIYでは大きなポイントです。

