今回は「のこぎりの刃の交換方法」について解説します。
この記事では、以下のような人達に向けてのシェアです。
- のこぎりの使い方は知ってるけど、刃の交換方法が分からない
- 替え刃がイロイロあるけど、どれを選んだらいいか分からない
- 替え刃はどれがオススメ?
このような疑問に答えていきます。
刃の外し方や取り付け方だけではなく、目的に応じた刃の種類や選び方についても解説します。
これは、僕の持論なんですが切れない刃物で材料を切るのは危険です。
切れない刃で切っていると疲れますし、余計な力が入り、失敗の原因にもなるからです。
カンタンですので、サクッと交換しましょう。

あれ?うまく切れないなぁ……。

なんか、切った断面が荒れるな……?

あれ?今日はうまく切れないぞ……ヘタクソになったのかな?
僕もこういった悩みを持っていた時期があるんですが、たんに刃が悪かっただけでした。
「なんか、うまく行かないぞ?」と思ったら自分のウデを疑うのも大事ですが、道具を疑ってみてもいいかもしれません。
替え刃式のこぎりはこんな感じになっています。
持ち手の部分は使いまわせるので、経済的です。
僕は10数年この、のこぎりを使ってますが、持ち手の部分は同じです。
というわけで、のこぎりの刃の交換方法について、説明していくんですが、のこぎりはゼットソーを使って解説します。
僕も愛用してます。
大工さんも使っているのこぎりの定番です。
替刃式のこぎりの刃の交換
この記事の動画版です。文章で説明しきれない部分もあるのでご覧ください。
2分程度の短い動画なんで、サクッと観れます。
刃の取り外し方
まずはのこ刃を外します。
のこ刃をウエス、もしくは厚紙などではさみます。
刃のケースがあればそれでもOK。

良い例|作業台や机を軽くコンコン叩く
のこ刃を上に向けて、のこぎりの持ち手の部分を作業台や机を軽くコンコン叩くと刃がゆるみます。
刃がゆるんだら手で外せます。

悪い例|刃が自分に向かって飛んでくる
ちなみに、上の図のように持ち手を持って、刃を上に向け、刃自体をコンコン叩いても外れますが、勢いよく叩くと刃が自分に向かって飛んでくるので、かなり危険です。
上の図は悪い例です、絶対にやめましょう。
刃の取り付け方
持ち手の金具部分に新しい刃を入れ仮止めします。
刃を取り付けて刃を下に向けて、持ち手をコンコン叩くと刃が入ります。
感覚が分かれば、誰でもできるようになります。
替刃の種類
替え刃もイロイロあるので、どれを選んだらいいか悩んでしまいますよね。
カンタンにですが、替刃の種類について解説します。
切断方向を選ばない万能型
ゼットソーIIIは切断方向を選ばない万能型です。
切断方向とは、木目に対して垂直(横引き)か、平行(縦引き)かということ。
この替刃は縦引きも、横引きもできる刃がついてるので、基本的にはこれを選んでおけば間違いないでしょう。
横引き用|なめらかな切り口
ゼットソー8寸目は精密横挽き用です。
切り口をなめらかにしたいという人向けです。
確かに切り口はキレイになるんですが、切り進むスピードはその分遅くなります。
縦引き用
木目に対して平行方向(たて引き)に切りたい場合の専用替刃もあります。
木材を縦に切るケースってほとんど無いと思うんですが、こんなのもあるんだよという意味で、いちおうご紹介。
まとめ
今回は「のこぎりの刃の交換方法」について解説しました。
慣れれば一瞬、数秒で交換できるので、のこぎりの切れ味が悪くなってきたら、替え刃を買って交換しましょう。
持ち手は使いまわせます。
この記事の最初に書いたんですが、大事なことなのでもう一度。
切れない刃物で材料を切るのは危険です。
ちゃんと切れる刃物で作業することが安全に作業する上で、とても大事なことです。
「切れ味が良すぎると危険なんじゃないか?」といった声も聞こえてきそうですが、それはむしろ逆です。
切れる刃物で作業した方が余計な力がいらないので安全に作業することができるからです。
やってみればカンタンですので、サクッと交換しましょう。