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ネジを隠して使うためのドリル|皿取錐(さらとりきり)と埋木錐(うめききり)

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今回は、皿取錐(さらとりきり)と埋木錐(うめききり)を紹介します。

これらは、ネジを締めた後にネジを隠すためのドリルです。

最近、使う機会があって改めて便利だなと感じたのと、ネジを隠して使うとか、使わないとかに関する記事が続いていたので、この2種類のドリルについても書いておきたいと思いました。

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皿取錐(さらとりきり)とは?

皿取錐(さらとりきり)

皿取錐(さらとりきり)

皿取錐の「錐(きり)」とはドリルのこと。

つまり、皿取錐とは「皿を取るドリル」です。

ここでの「皿」とは何かというと、ネジの頭の形(▼)を指します。

皿取錐を使うことで、ネジの下穴を開けつつ、皿頭ネジの頭が木材のツラ(表面)とピッタリ合うように穴を加工できます。

 

上の図が皿取錐を使ったあとの状態です。

下穴を開けつつ、皿頭のネジの皿の形分(▼)だけ、きれいに削り取られているのが分かります。

これが、皿取錐の1つ目の使い方です。

もう1つは、合わせ技で、埋木用の穴をあけつつ、ネジの下穴も同時にあけるという使い方です

と言っても、難しいことは何もなく、皿取錐で10~15mmほど深めに穴をあけるだけです。

詳しくは後で述べます。

埋木錐(うめききり)とは?

埋木錐(うめききり)

埋木錐(うめききり)

埋木錐は、木ダボを作るためのドリルです。

木ダボとは、木材の穴を埋めるために使う円柱状の木片のことです。

 

埋木錐を使うと上の図のような感じになるので、マイナスドライバーなどを差し込んで、ポキっと折って使います。

皿取錐と埋木錐の合わせ技

この2つのドリルを組み合わせることで、ネジを完全に隠すことができます。

  1. 皿取錐で、ネジの頭が入る深めのドリル穴をあける。
  2. ドリル穴にネジを締める。
  3. 埋木錐で作ったダボを、ドリル穴に埋め込む。
  4. 余分な部分をカットし、表面を滑らかに整える。

皿取錐で、ネジの頭が入る深めのドリル穴をあける

皿取錐を使い、ネジの頭が隠れるくらいの深めのドリル穴をあけます。

このあと、ネジを締めて、その上からダボを埋め込むので、表面から10~15mm深めに穴をあけます。

あけたドリル穴にネジを締める

ドリル穴にネジを締めます。

柔らかい木の場合、締めれば締めるほど埋まりやすいので、締めすぎに注意。

埋木錐で作ったダボを、ドリル穴に埋め込む

ネジを締めたあと、木ダボにボンドを塗り、ドリル穴に埋め込みます。

木ダボの頭が出てしまいますが、後でカットするので問題ありません。

余分な部分をカットし、表面を滑らかに整える

木ダボが飛び出た部分をダボ切りノコでカットし、サンドペーパーで表面を削ります。

 

写真の道具は自作のダボ切りノコです、のこ刃の片面のアサリをサンドペーパーで平らに削ったモノです。

市販品でしたら、以下のようなアサリが無いのこぎりを使います。

木ダボは市販されているモノもありますし、丸棒などでも代用できるんですが、埋木錐を使うメリットは自分の好きな木材から木ダボを作ることができます。

つまり、作っているモノと同じ木材を使えるので、木目や色合いを揃えやすくなります。

上手にやると、ほぼ分からないくらいにすることもできます。

ダボを差し込み。

 

ダボ切りノコで切って、サンドペーパーで削ります。

ほぼ分からないですよね?

まとめ

皿取錐と埋木錐を使うことで、ネジを隠し、見た目を美しく仕上げることができます。

最近、実際にこの方法を使う機会があり、改めて便利さを実感しました。

ネジは使いたいけど、ネジを目立たせたくないときにはとても役立ちます。

ネジを隠して使う工夫として、皿取錐&埋木錐も選択肢の一つです。

参考になれば。

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