ネジを締めていて、こんな失敗をしたことはありませんか?
- ネジが斜めに入ってしまう
- 木が割れてしまう
DIY初心者には「あるある」の失敗パターンですね。
もしかして、ネジを締める前にドリルで下穴をあけていないのではないでしょうか?
実は、その失敗、下穴をあけるだけでほぼ解決するんです。
ネジを締める前の下穴加工、ちゃんとやってる?
僕もDIYを始めたばかりの頃は、下穴をあけずにネジを打ってしまい、木が割れたり、ネジが斜めに入ったりして、よく失敗していました。
そのたびに何度も後悔していました。
でも今は、どんな小さな作業でも必ず下穴をあけてからネジを締めるようにしています。
「面倒くさい?」
いやいや、今ではこれが当たり前なので、面倒だとは全然思いません。
下穴をあけるようになって変わったこと
まず、ネジを締めていて木が割れなくなりました。
特に、材料の端っこなど割れやすい部分でも問題ありません。
さらに、ネジが下穴どおりに真っ直ぐ入るので、仕上がりがとてもキレイになります。
ネジの頭もちゃんと入るし、ネジがなめにくい(=ドライバーで潰れにくい)ので、作業中のストレスもぐっと減りました。
結果として、作業がスムーズになり、失敗が減り、やり直しも少なくなりました。
急がば回れとはまさにこのこと。
僕が使っている下穴用のドリル
僕が普段使っている道具を紹介します。
アネックス(ANEX) 下穴錐
アネックス(ANEX) 下穴錐 3mmです。
太さは色々ありますが、コーススレッドなど木ネジを使うときの下穴は、3mmの下穴錐を使っておけば間違いありません。
普通のドリルと違って、先端が先細りのテーパー状になっているのが下穴錐の特徴です。
僕は2mmと3mmを持っていますが、最初に買ったのは3mmでした。
のちのち2mmを買い足したんですが、そっちはミニビスを使うときに使っています。
スターエム 皿取錐

皿取錐
下穴用のドリルは、アネックス(ANEX) 下穴錐で十分なんですが、もう1段階上の仕上がりを目指す人は皿取錐も良いと思います。
皿取錐の使い方は2通りあります。
1つ目は、オーソドックスな使い方。
ネジの下穴をあけつつ、皿頭ネジが収まるように木材表面を皿形(▼)に削る方法です。
もう1つは、埋木錐とセットで使う方法。
埋木用の穴をあけながら、同時にネジの下穴も作るやり方です。
この話をしだすと長くなるので以下の記事で。

その他の下穴用の道具
ここからは余談になりますが、こういう下穴用の道具もあります。
Kreg(クレッグ)ポケットホールジグ
ポケットホールジグは木材に斜めにネジを打ち込むための穴をあけるガイドです。
僕が使っているのは320というモデルです。

KAKURI 木釘専用下穴錐
これだけ、ネジを締めるために使うドリルじゃないんですが、個人的に最近よく使うのでご紹介。
木釘という、木でできた釘を打つための下穴をあけるドリルです。

他にあると良い工具
下穴をあけるのが面倒だと感じる人は、ぜひもう一台のドリルドライバーかインパクトドライバーを買い足すことをオススメします。
安いので良いと思います。
今持っている1台はネジ締め専用で、もう1台は穴あけ専用で使います。
もし、電動工具を買い足すほど予算が無いなら、ラチェットドライバーを買い足すのも手です。

まとめ
下穴加工は、慣れるまでは少し手間に感じるかもしれませんが、一度やってみると効果ははっきり実感できます。
ぜひ、ネジ締め前のひと手間を習慣にしてみてください。
参考になれば。