DIYの仕上げに「やすりがけ」は欠かせない工程です。
広い面を削るときは、電動工具のオービタルサンダーを使った方が早くて効率的なので、僕もよく使っていますが、細かい部分や入り組んだ形状はどうしても手作業で削る必要があります。
そういった場面で、これまでは紙やすりを木っ端(こっぱ)に巻き付けて使っていました。これはこれで悪くないのですが、最近とても使いやすいものを見つけました。
それが「スポンジサンダーブロック」です。
スポンジサンダーブロックとは?
簡単に言えば、スポンジ状のやすりがブロック型になったものです。
シート状のスポンジヤスリもありますが、これはブロック型です。
最近では、手でやすりがけをするときは、ほとんどこればかり使っています。
木っ端に巻かなくてもいい
紙やすりを使うとき、多くの人が木の端材や市販のヤスリホルダーに巻き付けて使っていると思います。
僕もそうでした。

自作のヤスリホルダー
昔、少しだけ働いていた家具工房では、手に収まるサイズにカットした木っ端にフェルトを貼りつけた自作のヤスリホルダーを使っていました。
角が丸くなっていて、握りやすく、シンプルながらしっかりした使いやすい道具でした。
ただ、使うたびに紙やすりをカットして巻きつける必要があるため、作業前の準備が少し面倒です。
というか、それが普通なので面倒なことだとは思っていませんでしたね。
その点、スポンジサンダーブロックは、何の準備もいらずにそのまま使えるのが魅力です。
思い立ったときにすぐ使えるというのは、小さなことのようでいて、作業のハードルをぐっと下げてくれます。
曲面にも角にもフィットする
スポンジサンダーブロックは、スポンジならではの弾力があり、曲面や細かい凹凸にも自然にフィットします。
ブロック型のエッジ部分を使えば、角の処理もやりやすいです。
ブロック型ということもあり、平面を安定して削れるのも良いところです。
たとえば、木の角を軽く丸めたいときや、バリ取りなど、紙やすりでは少しやりにくい場面でも、スポンジサンダーブロックなら簡単に仕上げることができます。
「スポンジ」と聞くと柔らかくて頼りないイメージがあるかもしれませんが、実際には適度な硬さがあり、しっかり削れるのが特徴です。
シート状のスポンジヤスリもありますが、ブロックタイプは握りやすく、作業もしやすいです。
耐水性でウェット研磨にも対応
あと、耐水性です。
水に濡れても使えるので、耐水ペーパーのようにも使えます。
たとえば、オイルフィニッシュのときに、オイルを塗ってまだ乾かないうちにやさしくやすりをかける「ウェット研磨」という方法があります。
この工程でも、スポンジサンダーブロックはしっかり活躍してくれます。
まとめ
というわけで、スポンジサンダーブロックの良いところをまとめると、こんな感じです。
- 曲面にもフィットする
- 平面もきれいに削れる
- 耐水性があるのでオイル仕上げにも使える
- 木っ端に巻き付ける必要がなく、すぐ使える
やすりがけは手作業の部分はどうしてもあるので、そういうときは「スポンジサンダーブロック」が良いですよ。
僕は今では、#100、#180、#240 の3種類を常備しています。
本当は#180の下は、 #120 が欲しいのですが、#100 に慣れました。
以上、参考になれば。